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第145回  充電式ボアミトン改造(THREEUP)



寒い季節になってくると、指先、足先が痛くなるほど冷たくなって、自転車に乗るのも辛くなってくる。
東京ならそんなに寒くないだろうと思えるが、日が暮れてくるとかなり気温も下がってくる。

晴れた日ならまだしも、雨や雪に見舞われたら、もう体の一部は機能不全だ。
細かな操作が必要な指先は、安全運転の要だ。寒さで動作が鈍ってくると事故になりかねない。

そこで、だ。
以前から、「あったかグローブ」をいろいろと検討してきたのだが、どれも今一つだった。

「旅の小道具」でもこれまで何度か紹介している。
●第28回  
暖房手袋 
●第105回 サイクルハンドウォーマー
●第110回 電熱グローブ
●第111回 USB ホットアイマスク

しかし、どれも完璧とは言えず、結局使わずじまいだった。

そんなことを忘れていた頃、散歩中に激安の洋品店でこんなものを見つけてしまった。
「充電式ボアミトン」(6380円→1290円)という、処分価格だ。


仕様はこうなっている

「充電式ボアミトン」https://three-up.co.jp/products/detail/EWT-2151
https://three-up.co.jp/products/detail/EWT-2151co.jp/products/detail/EWT-2151

●サイズ 幅17×長さ26cm
●重量 120g(片手)
●材質 ポリエステル、ポリウレタン
●電源 DC3.7V 1A
●消費電力 2.5W
●充電時間 4.5時間
●温度設定 強:40℃、中:35℃、弱:30℃
●連続使用時間 強:2時間、中:3.5時間、弱:6時間
●充電池 リチウムイオン充電池 3.7V 1500mAh 5.55Wh
●付属品 バッテリーパック×2、マイクロUSBケーブル


右手、左手それぞれの手の甲にポケットがあって、そこにリチウムイオン電池を入れられる。
この電池は専用電池なので、市販のモバイルバッテリーは使えない。

ポケットにはスイッチが付いていて、三段階の温度を選べるようになっている。
見た目は、意外とシンプルでコンパクトなスタイルになっている。

これが1290円! で買える。
すぐにひらめいてしまった! 改造すれば「あったか手袋」になりそうだぞ!


その1 あったか手袋に改造


1290円ですから、失敗したところで被害は少ない。
さっそくハサミでチョキチョキと切って中の発熱体を取り出す。

取り出すと、こんな仕組みになっている。
親指以外の4本指の部分に、発熱体が配線されている。


このままではただのミトンにしか使えないので、指にあわせて切り込みを入れる。
これで4本指が独立した形になる。


用意した冬用のグローブ。これも激安で700円程だ。
薄すぎず、厚すぎないグローブを選んで、この中に発熱体を仕込もうという作戦だ。

まずはグローブを裏返し、4本指にあわせて発熱体をセットする。


あとは指先や周辺をベルクロで固定すれば終わり。
グローブを洗濯するときは、簡単に取り外すことができる。

再びグローブを裏返してバッテリーをつなげば完成だ。
作業時間もほんのわずか。かかった費用はベルクロが少しだけだ。


完成した姿がこちら。
スイッチは手首付近に出てくるので操作がしやすい。

バッテリーはそのままではブラブラするので、上着の袖の中に入れれば落ちてこない。
手袋を脱ぐ機会も多いので、あまり脱ぐ手順が多くなると面倒なので、余計な仕組みは入れたくない。

ケーブルが少々長くて邪魔だが、まあこれは諦めるしかない。
完璧に仕上げるなら、短く切るしかないだろう。


さて、実際に使ってみる。

外からの見た目はまったく違和感がない。スイッチが見える程度だ。
そしてやはり温かい。高温にすると熱いぐらいだ。

指先の冷たさから完全に解放された。ブレーキングも、ギヤチェンジも全くスムーズだ。
素晴らしい! 今回の作戦が今までの挑戦の中で一番いい結果だ。


その2 あったか靴下に改造


冬本番になってくると、冬用グッズの大売出しが始まった。
なんとこの「ボアミトン」もさらに値下げだ!とうとう900円まで下がってきた。

6380円→1290円→900円(なんと85.8%引き!) という驚異的な価格!
こうなるともう一つ欲しくなる。今度は足先用に作ってみようと考えた。

以前もUSBホットアイマスクで試したことがあるが、あれも結構無理があった。
また、足先は結構我慢できてしまうので、真剣に必要だと思わなかった。

しかし、この価格ならもう一回遊んでみようと2個目を購入。900円ですから!
足先用は簡単。発熱体を外して終わりだ。それを指に被せれば完成!

 


完成したスタイルはこんな感じになる。
靴下の上に被せて終わり。

このまま靴を履けば、あったか靴下に変身というわけだ。ナイスアイデア!
ただしコードが出ているので、断線には注意が必要だ。


靴下の上に被せてもいいが、中に入れてしまえば断線の心配もなく、靴を脱ぐときには便利だ。
バッテリーはこんな感じで靴下の中に入れてしまえばいい。
ペダリングの邪魔にもならないし、見た目も全くわからない。

さっそく試してみる。
足指が冷たくて我慢できない、というのは相当気温が低い時期だけだ。

都内ではほぼ必要ないかもしれない。それでもやはり温かいというのは、心まで暖かくなってくる。
寒い中をあえて走ろうという日には、万が一のためにこれを持っていると寒さをしのげるだろう。

問題はバッテリー切れだろう。ツーリングで使うとなると予備バッテリーが必須だ。
そんなことを想定して、3つ目を購入してしまった。

なんたって、900円で予備バッテリーを2個買えるんですから! なんてお得なんでしょう!

ということで、真冬の対策はバッチリです。
しかし、結局そんな寒い日には走ろうという気が起きないので、なかなか使う機会がないのが実情です。

(購入日 2025/1)


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