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Vaimo80 ホッチキス(マックス)



いまさらホッチキスの紹介なんてどうしたんだ、と思われるかもしれないが、こいつはとっても便利だ。

普通、家にあるホッチキスは厚い印刷物を綴じることができない。

すぐに針が折れ曲がってしまって、普通紙20枚ぐらいが限界だ。


ところがこいつは、ご覧の通り80枚まで軽々と綴じることができる優れものだ。

いったい何に使うのかって? そうご覧の「CYCLE FIELD」だ。


オオマエさんのところで毎月掲載される「サイクルフィールド」は、ニューサイ亡き後の唯一のツーリング情報だ。

PDFで見ることはできるけれど、やはりじっくり読むには紙の方が便利。

そこで1年分をまとめて製本しようと思って、いろいろと試行錯誤してきた。


最初は、印刷を自宅のプリンターで行って、製本だけをキンコーズに持ち込んでお願いした。

糊付けのテープ製本で、単価も安く仕上がりもきれいでなかなか良かった。

しかし、次第にあれもこれも製本したくなり、その頻度と手間から全部自分でやってみようと思った。


問題は、糊付けをどうするかだ。専用の機械もあるが買うほどでもなく、ホッチキスでいいだろうと思いつく。

そこで手に入れたのがこのホッチキスというわけだ。


印刷物の表紙・裏表紙は、A4クリアファイルをA4サイズに切って一緒に綴じる。

性能は抜群だ。普通紙なら、80枚ぐらいはいとも簡単に綴じられる。針が折れることもない。

さらに分厚い場合は、綴じる箇所の裏と表から数ケ所綴じればしっかり綴じられる。


そして製本テープで、ホッチキスの針の部分をきれいに隠せば製本終了だ。

自分用の製本なので、多少の失敗や汚さなど気にならない。


材料費は馬鹿みたいに安い。一番高いのはやはりインク代だろう。

表紙だけは、光沢紙を使って最高画質で印刷。本文は普通紙に通常印刷だ。

結構インクは使用するが、大容量の詰め替えインクを利用しているので、それほど費用はかからない。


最後はネームランドで背表紙を作る。

パソコンでタイトルを作って、専用プリンターで印刷する。

ちゃんと貼れたら、透明テープで上から保護して完成だ。


最近は興味あるものが紙で提供されず、PDFで提供されることも多い。

タブレットでPDFを見れば、綺麗に簡単に見れるのだが、どうしてもいまだに紙ベースのほうが読みやすい。


一度製本に慣れてしまうと、次から次に作りたくなって、どんどんコレクションが増えるばかり。

「堀田君のガイド風紀行 旅から旅」編は最高だ。

あのシリーズを一冊にまとめると、何とも言えぬ別世界が手元に広がってくる。


もう今じゃ、この堀田ワールド(綿貫ワールド)をわかる人も少ないだろう。読まなきゃダメでしょう、やっぱり。

せっかく色々作ったのに、作って終わりでは本末転倒。並べてニヤニヤしてるだけじゃただのコレクター。

作ったからには、旅のヒントにいろいろ役立てていきたいと思っている。

(購入2019年5月)


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