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武蔵五日市の駅まで輪行する。

ツーリングを始めたばかりで、輪行も不慣れ、装備もほとんど素人だった。
 


ニッカなんて持ってなく、Gパンで走っていた。 

仲間に着いていくのがやっとで、登りも下りも夢中で走っていた。
 


当時は車なんてほとんどいなく、ダートの林道を気持ちよく走れた。

天気に恵まれ、小川の傍らで休憩。
 


サイクリングって、こんなに楽しいんだ、と少年の心は自転車の魅力に取りつかれていった。

走り終えると、さあ次はどこへ行こう、と心が弾んだ。

若さゆえ、疲れを知らず、いつまでもどこまでも走れそうな感じだった。
 

(1974/5/3 走行)


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