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埼玉県秩父市、飯能市、入間郡名栗村・日高町などを中心とする山域の総称。(標高500〜1300m)。



輪行の仕方を徐々に覚えて、一人で出かけることができるようになってきた。

SANNOWのハイテンランドナー。


決して軽くはなかったけれど、当時はホントに装備も貧弱だった。

ガスだコッフェルだ、そして何よりビールなんて持ってなかったから結構軽かった。
 


自分でプランニングし、無事に帰ってこれるか不安だったが、ここ奥武蔵グリーンラインは初心者には最適だ。


適度な登りと峠越えの喜び。目の前に広がる関東平野。


ツーリングの魅力にはまる定番コースでしょう。

途中、ジュニアスポーツ車に乗った若者と一緒になった。
 


スタンド付き、バックミラー付き、セミドロップ、そして遠足用の水筒、というスタイル。

自転車はかなり違うが、志は同じだ。


さすがにこの自転車じゃ辛いだろうとは思うものの、若い時って、関係ないんだよね。

若さが何でも勝っちゃうんだよね。


どこから来たの? なんて会話して、一緒に記念写真とって、住所を交換しあった。

彼はまったくこちらの自転車に興味がなく、ただ走れればいいって感じだった。
 


いくつも峠を越えて刈場坂峠までやってくる。

当時はこんな感じの峠だった。


訪れる人もまばらで、車もバイクもほとんどいなかった。

ダウンヒルもまだまだ経験不足で、結構きついコーナーでは恐る恐る下っていったっけ。


下る楽しみを覚えたのはこの峠からのダウンヒルが最初かもしれない。

無事に下り終えて、無事に輪行できて、楽しい思い出一杯になって帰宅した。


帰るとすぐに次はどこへ行こうかと思いは馳せる。

峠越えの魅力にどんどんはまっていく自分の姿がそこにあった。

 

(1975/4 走行)


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