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埼玉県秩父郡横瀬村/入間郡名栗村(標高839m)   西武鉄道横瀬駅の南東6キロ。東に武川岳がある。
古くより、秩父から江戸・鎌倉への主要な道筋で、畠山重忠や若山牧水などが、ここを越えた逸話がある。


西部秩父線芦ヶ久保から妻坂峠を目指す。

武甲山を正面に、石灰採掘ダンプとすれ違いながら奥へ進む。

次第に道は細くなり、いよいよ本格的な山道へと変わる。

藪が多く、胸あたりまで伸びた草木の中、押したり、担いだりと難儀が続く。

9月はまだ気温も高く、半袖、短パン姿の身には藪がうっとうしい。

峠は立派な案内が建っていた。


 

しかし、この先下る途中は大きく道が崩落している個所があった。

単独ではまずクリアできないほど大きな崩落だ。

2人が自転車の前後を支え、一人が崩落斜面途中から支持するという難所であった。


崩落斜面も足場が悪く、へたすると、そのままズルズルと崩れ落ちるという危険な個所であった。

標高はたいした事はないが、かなり内容的には難度の高い峠越えであった。
 


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