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長野県小諸市/群馬県吾妻郡嬬恋村(標高1968m)   上州と信州を結ぶ峠で、現在は林道高峰線が通る。
峠付近は高峰高原ともいわれ、ツツジ・スズラン・ワラビなどの群落がある。展望が良い。



夜行で上田駅に降りる。まずは鳥居峠を目指し舗装路を快適に走る。
 


11月の晩秋。紅葉も終わり、本格的な冬を前にほんの僅かに静かな時を迎えている。
 


この季節、本当に走りやすい。

天気は安定し、空気は冷たいが日だまりが何とも心地よい。

来て良かったと思う瞬間だ。
 


登りでかいた汗もすぐにひく。休憩のコーヒーがまたおいしい。

登りで振り返れば、澄んだ空気の中見事に広がるパノラマ。
 


キャベツ畑を抜け、地蔵峠から湯丸林道に入る。

高原の雰囲気の中、玉砂利の林道をじりじりと登る。
 


高峰ロッジ付近からは大展望が広がる。標高はかなり高い。

車坂峠には店もあり、ハイカーも数人いる。
 


ハイライトは何といってもここからのダウンヒルだ。

峠直下はすぐに直線のダウンヒル。


写真は、最初の第一コーナー。ブレーキレバーを離すと、みるみる加速していく。

その勾配にまず驚く。道幅は、広くもなく狭くもないが、対向車が来た場合には危険という状況。

コーナーは、路面が安定していなく、小石が落ちていたり、落ち葉が溜まっていたりする。
 


そんなスリル満点のダウンヒルを、延々小諸駅までノンストップで駆け下りていく。

とにかく下れる。 それも危険なスピードで。

息もつかせぬ下りを楽しみたかったら、ここへ一度は来るべきだ。きっと満足できる。

 

 

(1975/11 走行)


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