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長野県上高井郡高山村／群馬県吾妻郡六合村（標高２１７２ｍ）   横手山と白根山の間の鞍部。古くからスキーツアーコースとして有名。

湯田中の駅がせいぜい標高６００ｍだから、峠までなんと１５００ｍ以上の標高差がある。

今になって驚いた。
当時はただがむしゃらに走っていたから１５００ｍも何ともなかったが、今だったら1泊は必要だ。

路面はずっと舗装だが、さすがに登りの長さは物凄い。

観光バスからは子供たちが「ガンバレー！」などと楽しそうに声をかけてくれるが、こちらはその排気ガスがたまらない。

峠は生憎ガスっていて山岳パノラマを拝むことはできなかった。

しかし、ここから草津を経て吾妻線へ出るまでは、ダウンヒルを満喫できる。

下りで一番速い乗り物は自転車だ、と気がついたのはこの峠だった。

いくらバンクしても接地しない自転車のコーナーリングは、最速のマシンだ。

ポルシェを抜き、何台も車をあおりながら長い長いダウンヒルを楽しんだ。

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