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新人にツーリングのイロハを教えるために、山中湖の手軽な峠へカーサイでやってきた。

峠越え、林道、押し、担ぎ・・・メンバーと一緒に走るには学ぶことはいろいろある。

初心者だから、借り物の自転車にジャージとスニーカーで出発だ。

舗装路とは違う乗車テクニックを身に付けないと、自分の身が危険だ。

足を滑らしたり、ペダルをぶけたりして、痛い思いをして覚えていく。

無理して乗車して滑って転倒。肩を泥だらけにして汚す。まあこれも勉強だ。

なんとか峠に到着。いつもこんなことやってんだ、と驚きの表情。

ツーリングって、そう生易しいもんじゃないぞ、と教え込む。

下りになると生き返る。舗装路を嬉しそうに下る。

ブレーキング、ライン取り、コーナーリング、路面状況の判断・・・学ぶことはたくさんある。

初心者にとって、下りは快適で気分が高まる。後ろから下り方を見守る。

しかし 危なっかしくて見ていられない。止まって、注意点をすぐに指摘する。

こうして、一つ一つ学びながらツーリングの魅力にはまっていく。

（1979/3　走行）

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