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東京都西多摩郡檜原村
2台目の自転車としてスポルティーフを作り始めた頃だった。
ランドナーとはまた違う機動性。軽さ。
10キロを切れなかったが、この軽い身で奥多摩、浅間峠へやってきた。
総勢4名。スポルティーフ2台。レーサー1台。ランドナー1台となった。
所詮担ぎである。乗れるところはない。
せいぜい、舗装へ出てからの下りを楽しむためにスポルティーフを持ってきた。
さすがに担ぎはランドナーよりは楽である。しかし、いざ山道の下りとなると、もうまるで役に立たない。
フォークオフセットからしてハンドリングはクイックすぎるし、何たって山の中でノーマルチューブラーだ。さらに28穴。
ホイールを壊しに来たようなもので、ほとんど乗車不可能。
それでもハンドルに8ミリをセットして、この有り様を撮影しながらの下りとなる。
後で見たら、振動でカメラが下を向き、フロントバッグが画面の半分以上を占めていた…。
峠を越え車のデポ地へ向かう。ようやく、チューブラーのための路面となった。
今までの不甲斐なさを消し去るように快適に飛ばす。結局まともに乗れたのはここだけであった。
やはりこういう所は、MTBにはかなわない。
(1979/6 走行)
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