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夏のキャンピングは、高速道路大渋滞との闘い。東北道は毎年のように数十キロの民族大移動。

助手席で仮眠して、よく寝たなと外を見てみると、ほとんど動いていなくて同じ景色。


この頃、お盆時期の渋滞はホントにひどかった。

目的地に着くころには、すっかり予定も狂い睡眠不足でダウン。

まあ、この集まりは年に1回、みんなで集まって楽しくキャンプをしようというのが目的。

一応自転車は持っていくが、真面目に走る予定はない。

適当にポタリングして、夜のキャンプがメインイベントだ。

手に入る食材も十分とは言えず、男ばかりのキャンプだから、ろくな料理はできやしない。

まだまだ不便だったこの頃のキャンプ。6人もいると、ご飯を炊くだけでも大変だ。

ワイワイガヤガヤ、あれこれ準備してようやく食事にありつける。

こんなランプじゃ暗くて何を食べているのかさっぱりわからない。

虫が飛び込んだってわからないから、スリル満点の食事だ。

でも、やっぱりキャンプは面白い。

楽なことは何一つないけれど、思い出だけはたっぷり残る。


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