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自転車を使ったオリエンテーリング。
スタートしてマスター地図よりポイント地点を自分の地図に写し取り、すべてのポイントのスタンプを押して戻ってくる、時間を争う競技。
その昔、輪行するためにはサイクリング協会の会員証が必要で、我々も東京サイクリング協会(TCA)の会員になっていた。
TCAでは毎年サイクルOLを開催しており、メンバー4、5人でよく参加していた。
競技はいかに指定された地点を早く走ってくるかという内容であるが、勝つためのポイントは色々とある。
@指定されたポイントを最短でつなぐルートを素早く考える。(マップリーディングの技能が必須)
A日ごろから足腰を鍛えておき、飲まず食わず、出さずで走れる体力を準備する。
(床の間サイクリストは勝てない)
Bポイント地点にきたら、いかにもスタンプが隠してありそうな場所を嗅ぎ取る。
(主催者も見つけ難い所に隠している)
C常連さんをめざとく見つけ、体力のある限り後を追う。(これは反則)
我々の戦績はというと、毎回表彰台にのぼる者が一人、それに金魚のフンのごとく付いていく者が一人、
または表彰式の最中にゴールし、逆に注目される者、写真ばかり撮って平凡な結果に終わる者(私です)、など様々。
日頃ツーリングに慣れ切った体には時間の使い方も、走り方もまったく別世界であるが、実際にやってみるとなかなか楽しい競技である。
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