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今回は、ニューサイ NO.238 旧道を探る 「右左口(うばぐち)峠と鳥坂峠」を走ってみた。
 


甲府博物館に車を置かせてもらい走り始める。

右左口の町、真っすぐな道をじりじりと登る。結構手ごたえのある勾配だ。
 


ニューサイを持って走る。

休憩するたびにレポートを読み返して確認する。
 


道はやがてダートに変わった。

小さな砂利が敷き詰められていて、踏み込むとグリップを失って走りにくい。

下ってきたバイクのおじさんに、この先の様子を聞いてみる。
 


グリップを保ちながら、一気に難所をクリアする。

バランスとタイミングが合わないと、すぐに滑って足を着く。
 


山肌も荒々しく、なかなかダイナミックな林道だ。

久しぶりに、本格的なダート走行を十分味わえる。
 


右左口峠に到着。登り始めて約600m。結構満足感のある登りだった。

買ってきたお弁当でお昼にする。
 


下りはスリリングだ。この路面では一瞬たりとも気が抜けない。

小さな石にハンドルを持っていかれれば、簡単に転倒してしまう。

スピードコントロールとライン取り、路面に神経を集中し下って行く。
 


下りきって舗装路へ出る。芦川に沿って遡上し鳥坂峠へ向かう。

本日後半戦、二つ目の峠を目指す。約500mの登りだ。
 


鳥坂峠への道は、右左口峠に比べて勾配は緩やかだ。

舗装路なのでスルスルと登って行くと、やがて鳥坂峠のトンネルが現れる。
 


意外とあっさり峠に到着した。

錆びついたバス停の標識に「鳥坂隧道」と記されている。

真っすぐなトンネルの先に出口が小さく見える。
 


雰囲気のあるトンネルだ。形も大きさも、周囲の雰囲気もいい。

峠のトンネルはこうであってほしい。
 


さあ、いよいよダウンヒル。思いっきり800m近く下れる。

しかしこのダウンヒル、相当危険なので注意が必要だ。

直線とヘアピンの連続で、スピードが乗った後に強烈なヘアピンが待っている。
 


道幅も広く、路面もいいのでついついオーバースピード気味になる。

しかしスピードを出しすぎるとヘアピンで曲がり切れずオーバーランだ。
 


下の写真は、S字カーブに入って曲がり切れずにオーバーランだ。

直線から右コーナーかと思って突っ込んだが、すぐに左カーブが現れて慌てふためいた・・・

対向車がいなくて助かったが、こんなカーブが連続するので注意が必要だ。


緊張感あふれる豪快なダウンヒルを満喫し、ぐるっと周回して車に戻ってきた。

距離は短かったが、中身がぎゅっと詰まった素晴らしいコースであった。
 

(1984/6/3 走行)


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