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10月になってすっかり秋らしくなってきた。この季節、我々にとって1年の内で最も魅力のある季節である。

昔は、紅葉を求めて、北へ東へと赴いたものだ。


ここ数年、そうした秋の走りを満喫してない。今年は、何とか充実したツーリングをしたいものだ。

さて、秋の第一弾となった今回のツーリング。勝沼から標高差700mの周回コースを計画した。


7:30
に出発。首都高に入る。ところが、いきなり料金所から大渋滞。

すぐに空くだろうと思ったが、これがなんと延々ずっと続く。時間だけが過ぎ、一向に進まない。


予定では10時頃勝沼に着き、5時ごろ帰る予定でいたが、すでにその10時が近づいている。

これでは走る時間が無くなってしまうということで、予定を変更し相模湖東で降りる。
 


まずいことにこの周辺の地図がない。せっかくパソコンで作った地図も役に立たなくなった。

適当に車をデポし、適当に走り出す。目的がないというのはやはり走りにくい。

どのぐらいのペースで、どのぐらいのレベルの走りをしたらいいのかが難しい。
 


しかし、渋滞から抜け出て、川沿いの雰囲気の良い道をのんびり走るのは何とも気分がいい。

この川沿いの道は東京近辺ながらも、短い間ではあったが本格的ツーリングを味わえた。


分岐へ出ると、さてどっちへ行こうかと悩む。走りながら方角を頭に入れ、帰りに備える。

天気はまずまずで、走るにつれて汗がにじんでくる。
 


ロードマップではいかんせん細かい道までわからず、ついに現在位置が分からなくなる。

昼食の場所探しに苦労し、帝京大学バス停に落ち着く。

日曜日とあって大学のバス運行はなし。ベンチに座って、今日一番の催しとなる。
 


セブンイレブンで買った豚汁鍋が今日のメインである。

おにぎり、クリームシチュー、サラダ、そして豚汁。


食った、食った。ろくに走りもせず、こんだけ食ったものだから、もう動けなくなった。

ベンチに横になると同時に皆寝込んだ。


満腹と、気持ちのいい陽気、そして疲労が効いて、いやーよく寝た。

時間を忘れるほど寝た。起きた時に、力が入らなかった。
 


再び走り出す。適当に道を間違えながら20号を目指す。

交通量の多い一般道を我慢して走り、相模湖畔へ出る。


30km走り、車に戻ってきた。

本当に散歩程度の内容だったが、次回への準備運動になった。

430頃車に乗る。
 


帰りは大垂水峠までは順調であったが、それ以降は行きにも増しての、大渋滞にまたまた巻き込まれた。

いったい今日はどうなっているのであろうか。普通の渋滞とはチト訳の違う混み方である。


車がまるで動かない。20m動くと10分間の停車。

そんなことの繰り返しで、東京まで4時間半もかかってしまった。これだから休日の中央道はいやなんだ。

次回は絶対輪行、それも夜行にしよう!
 

(1988/10/9 走行)


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