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1989年7月15日(土)


毎年好例8月のキャンピングの前に、予行練習を兼ねて7月に1泊2日のキャンプに行くことにした。

真剣なプランも立てずに、この辺り行ったことがないのでということで茨城県の高萩周辺に決定。


カーサイにキャンプ道具を積んで、目的地のキャンプ場を目指す。

ところがここで大ハプニングが起きてしまった。

キャンプ場へ向かう細い山道が、なんと大渋滞となってしまったのだ。


こんな山の中に、大型ダンプが列をなして下ってきて、さらに観光バスとご対面。

あっという間に周囲の道は身動きがとれなくなってしまった。

なんだなんだと、運転手が次々降りてきて、渋滞の先頭へ歩き出す。自分も車から降りて歩いて調べに行ってみる。


何分待っただろうか・・・ようやく動きがあって、ゆっくりゆっくりと動き出した。

多くの運転手が交通整理をして、やっと通れるようになった。なんともまあ大変なスタートであった。


小滝沢キャンプ場は、川沿いの渓谷にある小さなキャンプ場だ。

駐車場から荷物を運び入れ、椅子・テーブル付のいい場所を確保する。


今回はキャンプが目当てだから、自転車での走りはポタリング程度だ。

ルーフキャリアから自転車を降ろし準備を整える。

荷物も少なめに、工具と雨具などフロントバッグ一つで準備完了。


適当に周回して戻ってこようと、地図を見ながら走り出す。

さんざん車の渋滞で時間をとられたので、自転車で自由に走り出すと実に気持ちがいい。


高萩周辺は自転車で走ったことがない。

土地勘もないけれど、今一つ面白そうな道も、峠もない。


食料品店で一休み。

高萩カントリークラブに立ち寄って、高みの見物としゃれこむ。ゴルフ場って、ほんと広いですね。


後半は、やっぱり山道が恋しくなって入り込むが、途中から雨も降ってきて悲惨な状況になってきた。


まあ、それでも楽しくダートの下りも楽しめて、キャンプ場に戻ってきた。


さっそく車で買い出しに行く。

今夜は何にしようかと考えるが、そんな素敵な料理が作れるわけではない。

適当に材料を手に入れ、大事なビールも買い込んでキャンプ場に戻る。


今宵はこんなキャンプサイトだ。

暗くなって、ランタンに灯がともれば雰囲気は最高だ。


ラジオから流れてくるニュースや天気予報が、キャンプサイトの定番だ。

ゆっくり、たっぷりとした時間が過ぎていく。

これがやりたくて無理してやって来た。やっぱり来てよかった。キャンプの夜は最高だ。


1989年7月16日(日)


翌日は朝から雨。残念ながら今回は天気に恵まれない。

屋根のある東屋へテントを移動し、朝食の準備だ。


他のキャンパーもこの雨で大変そうだ。やはり、屋根のある付近を選んで正解だった。

屋根があるおかげで、朝食も片付けもとても快適だ。


余裕で東屋を使っていたら、その後雨足も強くなり、次々とここに逃げ込む人が溢れてきた。

さすがに荷物を片付けざるをえず、大急ぎで場所を空ける。そしてこんな光景に・・・


天気も冴えず、プランも特に決まっていないので、今日はまず「原子力センター」へ見学に行く。


原子力の知識は全くないので、色々な解説を読みながらお勉強させてもらう。

「人力発電装置」なる発電自転車で遊べるので試してみる。


ディスプレイに表示されるコース映像を見ながらペダルを漕ぐ。
坂になるとペダルの負荷も増して重くなる。

こっちはサイクリストだぞ〜と頑張って漕ぐが、それでも発電量はごくわずか。やっぱり原子力は凄いや。


走り収めは近場の川沿いを適当にポタリングだ。


のどかな風景が広がる。ほとんど人の姿も見ることがない。


ぐるっと川沿いに走って、約2時間の軽いポタリングだった。

キャンプに来たのはいいけれど、天気も今一つ、走りも軽めの、ちょっと残念な2日間だった。


●7/15 走行時間 3時間25分 走行距離  26.94km   ●7/16 走行時間 1時間59分 走行距離  22.93km
 

(1989/7/15〜16 走行)


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