峠への招待 > ツーリングフォトガイド > ’2000 > 水平歩道・雑魚川林道・渋峠・芳ケ平・尻焼温泉@
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ここ最近はソロで走ることが多く、ソロに慣れてしまうと走り方も時間の過ごし方も自由になり、結果満足はできるのだけれど、昔のように数人で走ることの楽しさを求めなくなってきている。特に、これぐらい年期をつんでくると、いまさらワイワイ騒ぐ走りよりも、自分の走りを追及し、満足行く時を過ごしたいという気持ちのほうが強く、他人に惑わされず自由に走りたい、動きたいという気持ちが強くなってくる。
そろそろ走りたくなった頃、プランニングし実行する。精神的にも肉体的にも落ち着いたとき、じっくり計画し、プランを発酵させ、思いを込め旅立つ。そうした時間をかけて一つのツーリングを演出する、そうした工程が非常に大切だ。 |
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季節は秋になろうとしていた。夏も終わり、9月も半ば。H氏からメールが来た。今回は珍しくすぐに気持ちが傾いた。去年も水平歩道をやろうなんて半分冗談で言っていたが、今回はタイミングが良かった。これから紅葉を向かえ、まだ時間もたっぷりある。今から練って盛り上げていけば、かなり豪華なツーリングを演出できると感じた。 早速返事を書くと、すぐに3プランの答えが戻ってきた。水平歩道を含んでの2泊3日のプランニングがおおよそここで決まった。その反応の良さに、すでに旅心に火がともり、その日以来1ケ月かけての準備が始まった。 当初の予定では10月7日〜9日の3連休を考えていた。まあ、なんとか3連休をとれるだろうと考え、宿の手配も苦労しながら進めていた。残念ながら切明温泉は予想通り満員でとれず、和山の民宿に宿を確保した。二日目の熊ノ湯は簡単に確保できた。宿が確保できれば後はじっくり発酵させていくだけであった。 |
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情報を収集していくにつれ、水平歩道に恐怖感を抱き始めた。以前から、ソロでは行けないという恐怖感は持っていたのだが、途中でのテント泊やら、7時から走り始めるとか、断崖絶壁など、行った人が皆大変な苦労を語っている。素人が言っているのではなく
、それもツワモノたちの言葉であるからなおさら緊張する。
久しぶりに準備に気合が入った。MTBで行くことは自ずと決まっていた。ランドナーではまず初日の行程に支障が出るのはわかっていた。二日目、三日目を考えるとランドナーでもいいのだが、やはりメインの初日にあわせて装備を決めるべきであった。 |
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10日前には装備は万全となった。しかし、当初の予定が近づくにつれ、仕事の関係上都合が悪くなってきた。出発当日は名古屋へ出張。帰宅は遅くなる。そして、10月9日は休日全員出勤。どうにも状況はよろしくなかった。しかたなく、次週へ変更する提案をする。今年の紅葉は遅れているらしく、次週に変更できればなにかと好都合であった。 結局、翌週へ変更ということになり、さっそく宿の手配を変更するが、幸運なことに切明温泉が予約できた。どうやら、運がこちらに向いてきた感じだ。これで後は当日の天候を願うばかりとなった。 |
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2000年10月13日(金)
普段の生活であれば、ゆっくりくつろぐ時間であるが、この日ばかりは帰ってからが一日の始まりでもあった。車に荷物を積み込み、風呂に入り、軽い食事をする。いつもならビールを楽しむところだが、今日はしばしの我慢。とにかく一刻も早く出発しなければならなかった。 旅立つときはいつも不安になる。あれは持ったか、忘れ物は無いか。そんな不安を持ちつつも最後は開き直って旅立つ。出発は結局8時過ぎになってしまった。家を出たとはいえ、まずはコンビニでの買出しが待っている。現地の状況を想定して、まず何も手に入らないだろう、また、3日分のつまみ類を確保しておく必要がある。前もって鮭大根と、茎わかめは手に入れておいたが、明日の朝食、昼食は準備しておく必要あった。 仕事の頭から、一気にツーリングの頭に切り替えなければならないのも過酷だ。あまりに世界が違いすぎるから、瞬間的に切り替えろといっても無理がある。仕事の余韻を残しながら、これからのツーリングへの気持ちの切り替えにしばらくは時間がかかる。 買出しも終わり、ようやく車も走り出した。週末の都内、帰宅時間、さらに環七は祭礼で渋滞の表示。いつもの前夜発とは違い、今日は時間がない。246から環八へ迂回、それでも混んでいる。まあ、いつもそうだ。都内を抜けるだけで1時間はかかる。あせってもしょうがない。関越に乗るまではじっと我慢でいるしかない。天気は冴えない。ただし現地の予報は、明日以降はよさそうだ。なんとか、天気だけは回復してもらいたい。 ようやく関越へ。ここまでくるととりあえず一安心だ。しかし、1時間のハンデは大きい。H氏は今頃どこなのだろう。まったく連絡がないけれど出発しているのだろうな。連絡がないということは問題がないということだと思うが、行ってみたらいなかったなんて事になったらどうしようもない。どこかで携帯に連絡を入れようと思いながら、とりあえず先を急いだ。
頭の中には上信越道から行こうという考えしかなく、藤岡ジャンクションで分岐、どこで降りるかは決めていなかった。上信越道へ分岐し、最初のSAでH氏の位置を確認するために電話を入れた。一発でつながり、丁度今SAに入った所だという。場所は高坂SAだという。自分のほうがかなり先行している。 |
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山越えを終えると濃霧も晴れ、走りやすくなってきた。交通量もほとんどなく、静かな軽井沢を快適に飛ばす。北軽井沢を抜ける国道は、この時間は高速道路並の走りが可能だ。貸切の国道で視界良好、道幅充分となると100キロ近い速度で車が行交う。 快調に飛ばしていると、闇夜に赤く点灯する光を発見。最初は何だか分からなかったが、近づくと何と警察。まずい、と思った。スピード違反が頭をよぎる。つかまって当然のスピードだ。警官は止まれの合図。半ば堪忍して車を止め、窓を開ける。「飲酒運転の取り締まりを行っています」ということでチェックされる。こっちは忙しくて飲んでいる余裕などなく、どこに行くのかと聞かれ「六合村」と答え解放となった。
やっと駅が近づいてきた。やれやれということでぐっとスピードが落ちる。かなり疲れている。とりあえず車を止めて、H氏が来るまで休憩だ。30分ぐらい時間はあるだろうと思っていた。懐かしい長野原草津口駅。いつのツーリングだったかわからないが、何度か来ている。さて、車をどこに入れようかと、ノロノロ走って駐車場を発見。 一生懸命山越えをしてきたが、距離的、時間的に追いつかれてしまったようだ。まあ、それにしても待合せの無駄な時間がないのでよかった。初対面のT氏と挨拶を交わし、早速道の駅へ移動することになった。すでに0時を回っており、明日のために早く仮眠を取りたいところだ。 野反湖方面へ分岐して車を走らせる。周囲の感じからこんなところに道の駅があるのかいな、と疑問になる。道の駅の印象としては、大きな駐車場、にぎやかな売店などを想像してしまうが、着いた道の駅六合は、こじんまりとした小さな所だった。中には入れないが、トイレだけは使える。車から降りると温泉の匂いがする。暗くて周囲がよく分からないが、温泉が近くにあるのかもしれない。 |
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(2020/10/13 走行)
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