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長野県下高井郡野沢温泉村(標高1014m)
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この峠もひょっとして越えられないのでは、と心配していた。 道路脇に車を止め、ランドナーを組み立てる。 下から登ってくるべきだが、この季節、この地方はまともに走っていると思わぬ障害に出くわしてしまう。
雲ひとつない快晴に恵まれたこの日、目の前に迫る関田山脈をはじめ、遠く妙高、黒姫、そして北アルプスまでがよく見える。 |
次々と絶景が現れ、コーナーを曲がるごとに写真を撮るほどだ。
ショートコースなので、時間はふんだんにあるし、この青空、この気候、そしてこのパノラマと揃ってしまっては、もう何も言うことがない。 綺麗な舗装路をゆっくりと登っていく。燈籠木峠へはほどなく到着する。 |
峠には見事な標柱が建っており、そこには野沢温泉小唄の歌碑が刻まれている。 峠からは、車のデポ地に向かって林道が下っているが、まだ時間も早いということで、その先の上ノ平高原へ足を伸ばしてみる。 |
とてもじゃないが乗れるような勾配ではないため、さっさとあきらめ、のんびりと歩き出す。 あまりに展望がいいので、もうすぐにでもひっくり返って、寝ころびたくなる。 せっかくだから納得行く場所まで登ってやろうと、ひたすら歩き続ける。 |
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