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2007年12月9日(日)


このガイドブックは、なかなか素敵なショートコースを紹介してくれる。

自宅からカーサイでちょっと足を伸ばせば、すぐに走り出せるエリアが中心だ。

自分ではまず計画しないだろう、というコースを紹介してくれる。今回はこれを行ってみよう。


吉見町ふれあい広場からスタート。師走に入って今年もあと残り僅か。

暖かい日差しの中、まずは荒川へ向かう。

広い河川敷だ。過去の洪水被害をもとに、こうした河川敷がいざというときに調整池となる。


冠水橋とは、洪水になると水没して通行不能になる橋、潜水橋である。

かつてはここに、これほど大きな冠水橋があった。

洪水被害の多かった荒川を特徴づける記念碑だ。


この辺りはちょうど紅葉の見どころ。

公園のイチョウの葉が一面に広がって美しいキャンバスになっている。


荒川大橋を渡り南へ向かう。ガイドブックの地図とGPSを頼りに、細かな道を辿っていく。

静かな森林に入っていくと、大きな「塩古墳群」の案内が現れる。

解説を読むと、かなり多くの古墳があることがわかる。古墳好きにはたまらないだろう。


時刻はすでに12時を過ぎている。近くの公園で一人静かに、落葉の中でランチタイムだ。

素敵な時間だ。周囲を晩秋の景色に囲まれて、誰にも邪魔されなく一人の時間を過ごす。


その先に地獄沼という小さな池があった。

不気味な名前がついているが、いったいどんな謂われがあるのだろう。

名前とは似つかぬ美しい眺めだ。風があって水面は揺れているが、とても雰囲気のいい穏やかな池だ。


のどかな田園地帯を走っていくと、緩いカーブの右手に大木が現れた。

これがガイドブックの最初の写真、「塩の大エノキ」だ。


農道を覆い隠すぐらいの枝が伸びていて、根元は2本の木がくっついているようだ。

お地蔵様とともに写真を撮らせてもらう。周囲を見渡すかのような孤高の姿が素晴らしい。


その先からはしばらく農道を行く。

舗装路を行けば簡単だが、やっぱりダートが好きなもので、どうしても走りたくなってしまう。


滑川町から森林公園駅を経由して吉見百穴へ。有名な観光地だが、ほとんど誰の姿も見えない。

見学したことがないので見てみたい気はするが、外から全景が見えるのでそれで満足。


吉見百穴からは、ふるさと歩道に沿って北向き地蔵へ向かう。

そこで
出会った野良ネコちゃん。とっても人懐っこくて近寄ってくる。

腹ペコみたいなので、持っていたおにぎりをあげたら、ペロッと食べてしまった。


健康そうな猫ちゃんで安心した。これから寒くなるから大変だ。

頑張って生きるんだよ、って声をかけて猫ちゃんとお別れ。

そこから車のデポ地まではわずかの距離だ。今日もちょうどいい、手頃なコースで楽しかった。



 

距離: 45.9 km
所要時間: 5 時間 54分 00 秒
平均速度: 毎時 7.7 km
最小標高:  14m
最大標高:  79m
累積標高(登り):  108m
累積標高(下り):  108m

(2007/12/9 走行)


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