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2011年5月6日(金)


北アルプス二日目。朝目覚めればこの景色だ。

雲一つない快晴の朝を迎えた。こんな絶景の車中泊ができるところもなかなかないだろう。


二日目は、もちろんこれを行く。もう、なんだかんだ6度目だ。

何度走っても感動に満たされる、最高級の林道だ。

もう、コースもなにもかもすべて頭に入っているので、自分の庭のような感覚で走り始める。


天気に恵まれた。これほどの快晴もなかなかない。

いつものところで、いつものように写真を撮る。何年たっても、この絶景は一つも変わらない。

これほどサイクリストの心を満たしてくれる林道はここだけだろう。


そしてピークからの眺め。この達成感、征服感は見事というしかない。

下界を見下ろす気持ちよさ。広がる大展望。果てしなく広がる大空。文句なく素晴らしい。


いつものようにここからテイクオフしていく冒険者たち。

ふわっと浮いて、あとはゆらゆら、ぷかぷかと空中を彷徨う。


見ている分には楽しいが、決して自分でやりたいとは思わない。

それにしても、空中からの眺めはいったいどんな感じなのだろう?

ふと気が付くと、カップルのサイクリストの姿が・・・どなただろう?


遠くからなのでちょっとわからないが、自転車、カメラ、ファッション・・・ベテランのようですね。

こちらの存在など気にせず、お二人で楽しいひと時を過ごしていた。


このコースのおすすめポイントが、ここ。

毎回ここで絶景を独り占めしながらランチタイムを楽しんでいる。


シーズンオフのスキー場は穴場だ。まずほとんど誰にも会うことがない。

リフト乗り場までやってくると、そこからの眺めは林道からの眺めとは別世界だ。


時間の許す限りここで最高のひと時を過ごす。

持ってきた食材をふんだんに使って、これ以上ない絶景を肴にランチタイムを満喫する。

いつまで見ていてもまったく飽きることのない、この時期日本で最高の絶景を独り占めする。


せっかくだ。自分の走る姿を撮ろうと、頑張ってセルフタイマーで一枚撮影する。

なんとかさまになるような一枚を撮ることができた。

それにしてもこの迫力は何度見ても感動する。


林道を下りきると、最後は満開の桜がお迎えしてくれる。

まあ、何もかも出来すぎだ。どこを見渡しても美しい景色ばかりだ。

これだから5月の北アルプスはやめられない。


最後は駐車場にいた3匹の猫たちと戯れる。

猫使いのおじさんは、どんな猫でもすぐにお友達になれる。

いきなりこんな状態で、お互いにうっとり。今日も大満足の一日でした。

(2011/5/6 走行)


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