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早朝、曇り空の長崎港を散歩する。きれいに掃き清められ、とても美しい港だ。

港の対岸に稲佐山が見える。標高は333m。100万ドルの夜景を見たかったが残念だ。
 


港町はどこか異国情緒があって魅力的だ。

貨物船や、軍艦島ツアーの観光船も出港していく。
 


長崎は路面電車の街。交通量の多い国道を、車と一緒に走っている。

次々とやってくるが、結構乗車率は高い。やはり市民の大切な足なのであろう。


長崎にはこんな噂話がある。

”長崎の人は自転車に乗れない人が多い”

”自転車に乗っている人もいないし、自転車屋も少ない” 本当でしょうか?
 


確かに、朝から自転車に乗っている人を見かけていない。

ほとんどの人は、マイカー、バイク、バスや路面電車を利用している。


通勤にも、買い物にも自転車は使われていない。

やはり坂が多いのと、路面電車が整備されているからなのだろう。
 


それも納得の、この坂だ。自転車なんて何の役にも立たない。

電動自転車でも、急坂や滑りやすい路面では危険だ。


自転車がほとんどないので、街中もすっきりしている。

駐輪で悩まされる歩道も、すっきりしていて歩きやすい。日本にもこんな街もあるのか・・・
 


階段、石畳、そして20%の急坂。さすがにこの坂は乗って下れなかった。

車も、下りは恐る恐る、登りはローでエンジン全開で登って行くほどだった。
 


ロープウェイで稲佐山へ。

絶景の長崎の街を見下ろしながら、絶品のちゃんぽんをいただく。

夜景は綺麗なのだろうなぁ。やはり一度見てみたかった・・・残念。
 


原爆資料館へ向かう。自転車なら10分少々だ。やはり街中の移動には便利ですよ、自転車は。

原爆資料館を訪れるのは初めてだ。多くの写真、資料、展示物。

さすがに凄い。衝撃だ。押しつぶされそうな重圧を感じる。言葉に表せない。
 


長崎駅へ向かう。バイクが結構多い。歩道が広くて走りやすいが、やはり坂の街だ。

輪行して佐世保へ向かう。
 


車窓に広がる大村湾。

流れる景色を眺めながら、次の街への期待が膨らむ。


駅からはタクシーでホテルまで直行。輪行袋もそのまま部屋に持ち込む。

九州の旅もいよいよ終盤。
 

今日は長崎観光と、佐世保への移動で、いい休養になった。

さて、佐世保はどんな景色に出会えるのであろうか。また明日が楽しみだ。
 

 

 


 

距離: 15.1 km
所要時間: 6 時間 21分 58 秒
平均速度: 毎時 2.4 km
最小標高: 0 m
最大標高: 25 m
累積標高(登り): 77 m
累積標高(下り): 85 m

(2012/9/6 走行)


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