峠への招待 > ツーリングフォトガイド > ’2013 > 九十九里
ダラダラツーリング三日目もいい天気。
宿の前の浜辺には、早朝から沢山の人が海に入って何か採ってます。
近づいてみると、どうやら天然のハマグリらしい。凄い人はご覧の通りの収穫。
大きいものはいい値段だそうなので、この人これで一日分稼いじゃったかな? これだけ採るには、相当頑張ったんでしょうね。
大海原と、果てしなく続く一直線の道。
開放感抜群のシーサイドコースだ。
今日は、ほとんどこんな感じで一日走ることになる。
な----------んも考えず、頭も使わず、ボケーとしながら走る。
三日目にもなれば、仕事脳もすでにどっかへ行ってしまい、細かいことなんか忘れちゃって、目の前に広がる景色にただ没頭するばかり。
ロードで突っ走れば、半分の時間で行けそうだが、いやいやもったいない。
こんな素敵なロケーションは、できるだけたっぷり時間をかけて走りたいですね。
道は海岸をいったん外れて蓮沼海浜公園 の中を行く。
とても広い公園で、遊歩道を自転車で散歩する家族連れとすれ違う。
そろそろ空腹に。道路脇に並ぶ、おいしそうなお店の看板。何を食べようか迷いますねぇ。
いただいたのは、「いわしのなめろう定食」。
EPAやDHAがたっぷりで、コレステロールや中性脂肪を減らすのにもってこい。脳の働きもこれでいくらかよくなるかな?
その先で見つけたのは、いわしの煮干し天日干し だ。
ずらりと並んだ網の上に、いわしが所狭しと干されている。
どれもみな銀色に輝き、本当においしそうだ。
おばちゃん二人で網を上にしたり、下にしたりと入れ替える。
息もぴったりで、とてもリズミカルだ。
一本食べたいなー、でも、まだおいしくないかな。
だけど、ネコやカラスに持っていかれないんですかね?
九十九里有料道路の脇には自転車道が平行していて、快適な道がしばらく続く。
ロードで快走している人も多く、ここなら車に邪魔されることなく楽しく走れます。
ここぞとばかり、Bluetoothスピーカーをセットして、快適な音楽を流しながら上機嫌で走る。
楽しかった海岸線からとうとう離れてしまい、勝浦へ向かって内陸部へと入っていく。
国道を行くしか道がなく、一気に気分は最悪に。
もっと、のんびりと走りたいのに裏道がない。
交通量も多く、そしてこの暑さ。
不快指数がかなり上がってきた。
やっと見つけた裏道だが、せいぜい数kmの遠回りで、また国道へと戻ってしまう。
御宿の手前に遊歩道のトンネルが連続する。
やっと車から解放されて一息つける。
トンネルの中は涼しく、壁面には絵が描かれていて面白い。
16:00を過ぎ、結構体も疲れてきた。
本日の宿、勝浦まではあと少しだ。
海岸線を行くと、本格的な登りが待っている。
これまで三日間、登りらしい登りがなかったからギヤチェンジも久しぶり。登りがなんだか嬉しくなる。
静かなトンネルがあったり、もやで真っ白になったり、味のある遊歩道を通り抜けたりしてようやく勝浦へ。
最後、宿まではなんと100mの登り。
かんぽの宿はいつも最後がこれだ。疲れきった体にとどめをさしてくれる。
ふざけんな! と言いたいところだが、その代わり、宿からの眺めは本当に素晴らしい。
よく走った94km。
こりゃ、今日も間違いなく飲んじゃうなー。
(2013/7/8 走行)
距離:
93.8 km
所要時間: 8 時間 27 分 26 秒
平均速度: 毎時 11.1 km最小標高:
1 m
最大標高: 105 m
累積標高(登り): 350 m
累積標高(下り): 249 m
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