峠への招待 > ツーリングフォトガイド > ’2016 > 魚沼スカイライン
北は国道253号の南魚沼市八箇峠から、南は国道353号十日町市十二峠までを結び、南北にのびる魚沼丘陵を尾根沿いに縦貫している
ゴルデンウィークの予定は何も考えていなかったところ、お誘いが来ました。
「残雪を見に走りませんか? 魚沼スカイライン 5/1 (日)」 ということで、すぐにOK。
この魚沼スカイライン、例年GWの時期にはまだ積雪が多く、車両通行止めで自転車天国となっているはず。
はたして、今年は・・・
貸し切りの魚沼スカイラインから、越後三山の大パノラマと、ランチ満喫ツーリーングを期待して・・・
東京駅にメンバーが集まり、越後湯沢まであっという間の輪行。
近いね、新潟・・・しかし、いつもなら雪景色が待っているのに・・・雪が全くない・・・近いね
デモンタの二人は、あっという間に組み立て完了。
さて出発、という時になって、なんとポツポツと雨が降ったり、やんだり・・・まいったなぁ。
冴えない天候の中走り出す。なんだか期待外れの連続で、気分も今一つだ。
濡れた路面、乳白色の空、視界不良の山並み、そして雪景色なし。
街の人に聞けば、今年はほとんど雪が降らず、こんな年は珍しいと言っていた。やはり、暖冬なのだろうか。
雪がないということは、魚沼スカイラインもすでに開通済み。期待はすべて裏切られ、今日はランチだけが楽しみとなってしまった。
必死でローソンを探して食材を仕入れる。リュックの中身はほとんど食料だ。
さて、登り始める。
結構な勾配が待っている。何度か走っているが、年々登りが辛くなっていく気がしてならない。
歳なのか、体力の衰えなのか、あるいは食料が重すぎるのか・・・
まだ車が少ないので、道幅一杯使ってじりじりと登る。
蛇行で登れればまだしも、その気力もなくなりいよいよ押し始める。
登るにつれ、大パノラマが広がってくるのだが・・・残念ながら今日はほとんど期待できそうもない。
止まって休むと、すぐに大量の虫が飛んできて大変なことに。顔の周りを飛び回って、もう不快極まりない。
この虫じゃランチのホルモン焼きは大変なことになる、ということで、少しでも虫の少ない場所を求めて先を行く。
やっと見つけた絶景?ポイント。視界がよければ最高の場所なんだけどなぁ〜 地面も湿っていて冷た〜い・・・あ〜ぁ。
最初はホルモン焼きだったけど、しだいになんだかわからない不思議な鍋に変身?
まあ、味が付いていればなんでもうまいですね。
こんな天候なのでほとんど誰も訪れず、静かなランチを楽しめただけでもヨシとしましょう。
しっかり着込んでダウンヒル。車が少ないので気持ちよく下れる。
食料が減ってかなりの軽量化だ。やはり走りが違う。
多少のアップダウンはあるものの、きれいで道幅の広いスカイラインを快適に飛ばす。
ああ、これで天気が良かったら・・・太陽が出てくれれば・・・と残念で仕方がない。
結構登り返したりして、ようやく魚沼展望台に到着。ここからは、絶景パノラマが見えるはずなのだが、当然ダメ。くやしい〜
下の写真は、2002年5月に行った時のもの。いつもは、これぐらいの残雪と好天に恵まれるのだけど、今回はまったくダメダメダメ。
もうあとは下るのみ。豪快に下って、十二峠トンネルへ。
交通量も増えてきて、もうのんびりムードはおしまい。なんだかなぁ、ひまひとつ盛り上がりに欠けたツーリングになってしまったなぁ。
最後、越後湯沢への登り返しはとどめをさしてくれる辛さだ。
ビュンビュン車が通る中、その横を直線的に登る最悪の道がしばらく続く。
すっかり疲れ果て、やっとスタート地点の越後湯沢の街に戻ってきた。
ここで二人とはお別れ。本日は、越後湯沢泊まり。自分はあと二日ソロで走る予定だ。
天気に恵まれなかった今回のツーリング。なんだかよく登った、という印象のほうが強かった。
残雪の絶景と、大パノラマはまた次回のお楽しみとしましょう。
(2016/5/1 走行)
距離:
58.3 km
所要時間: 8 時間 51 分 52 秒
平均速度: 毎時 6.6 km最小標高:
163 m
最大標高: 930 m
累積標高(登り): 1221 m
累積標高(下り): 1210 m
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