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昨夜のナイトランは、全員無事だと思っていたら・・・
実は、一人ダウンヒルで転倒して、額を少々負傷したメンバーがいた。

後方隊の自分たちには、先行隊の様子がさっぱりわからず、後で聞いたところ、
下り始めてすぐに、ダートで転倒し負傷したらしい。

絆創膏一枚で治療できるほどだったので、大事に至らずに本当に良かった。
あの下りでは、誰もが転倒しても不思議ではない。

過去、大事に至った前例があるだけに「やっぱりヘルメット被るかなぁ・・・」との声も・・・

二日目の朝。まずはこれから。

よーく見ると、誰かさんおでこに絆創膏貼ってますねぇ。
ホント、無事でよかった、よかった。
 

朝風呂をいただく

今回は入れました

これぞ野天風呂


外から丸見えの、野趣あふれる露天風呂。

4、5人も入れば一杯の小さな”露天風呂”だ。

前回来たときは、温泉の故障で入れなかっただけに感激だ。

宿すぐ横の共同浴場も今回は入ることができた。
 


朝食も素晴らしい。

頼んでおいたお弁当をもらって、さあ出発の準備。
 


「お世話になりましたぁ」

「まーたきーてねー」
(先日の台風で、道路すれすれまで増水してヒヤヒヤものだったらしい。)

メンバー1人、別の予定で早朝出発してしまったので、残りの11人で記念撮影。

 


さあて、今日は一体どんな一日になるのでしょうか?

鶴亀荘目の前の「湯倉橋」。過去、何度も渡った思い出深い橋だ。
「本名橋」大規模工事でこれで見納めかもしれない。

今日のコースは、前半は前回と同じだ。
会津川口駅から舟鼻峠方面へ国道を快走する。

道の駅から先は、状況をみて再度計画しなおすことに。
会津川口駅で、カーサイ組のメンバー2人とお別れ。

 


ここで自転車本隊組は、10人→8人になった。
サポートカーは、今日もフォローしてくれるので、余計な荷物を持たずに済む。

輪行袋、着替え、帰りのおつまみ、もう使わない物などをすべて預けた。
これだけで数kgの軽量化だ。一日の走行が本当に楽になる。

さあ、あらためてスタートし直し。

会津川口駅からは、いきなり急坂が待ち受ける。
体調今一つのT氏にはつらそうな登りだ。
 


走り始めは風も冷たかったけれど、登り始めてすぐに汗をかき始めた。

会津の道は広々していて、舗装もきれいだ。
そして車が少なく快適だ。
 


先頭がいいペースで引っ張ると、すぐに後方部隊は遅れだす。
追い付こうと頑張っても、遠くに見える姿がなかなか近づかない。

小休止して、一枚脱いで身軽になる。
 


快調に走って、道の駅で作戦会議。
昨日のナイトランで一応反省したので、今日は日没はあり得ない。

暗くなってしまったら、帰りの列車に間に合わない。
さて、どのコースにしましょう? 隊長?
 


検討の結果、距離、時間、標高差、天気などから、予定通り駒止湿原横を抜ける林道を行くことに。

メンバーの1人は、別コースで会津田島駅へ向かう。
のちほど駅で合流だ。ここで一旦お別れする。
 


道の駅の先、郵便局があるところで右に分岐する。
道は急に勾配がきつくなりはじめる。

車がほとんど来ないので、道幅一杯使って右へ左へ蛇行して登る。

こんな大事な時に、リアがローに入らなくて困っているメンバーも。
調整不足で、ディレイラーがうまく動かないようだ。 止まって手でチェーンを乗せ、走り直しだ。

水場が豊富なので助かる。
昭和村銘水10選の地 「天狗の冷泉」だ。
 


いい色だ。そして静かだ。

雰囲気は最高だが、それにしてもキツイ登りだ。

10%になると、普通のギヤ比では限界だ。
 


しだいに疲れ始める。

体調不良のメンバーには、かなりハードな登りだ。

 


12:30 標高740m 駒止湿原への分岐に到着。

結構疲れている。
ここから先はダートになる。

健脚のT氏も遅れ始める。
 


乗れそうで乗れない。浮石が多く漕ぎ出せない。

歩いても、無理して乗ってもほとんど差がない。

だから無理しない。正解。
 


カメラを構えると無理して乗ってくる。

「みんな押してるよ〜」

「なんだよ〜、早く言ってよ〜・・・」とすぐ降りる。
 


今日もまた昼飯の時間が遅くなってしまった。

そろそろエネルギーも限界。
 


遅れ始めたメンバーの休憩も兼ねて、すぐに昼飯にすることに。

昨日と同様、林道に座り込んでまたまたクッキングの始まりだ。
 


宿で作ってもらったお弁当だけでも十分だけど、やっぱりこれやらないとね。

二日分の野菜炒め持参なんだから凄いよ!
今回のツーリング、かなり高得点獲得だよなぁ〜

今日も食後のコーヒーまで堪能しちゃって、もうご機嫌。
 

今日も炒めます

スライス餅が便利です

海苔、カニカマも入って完成


ここで、体調不良で今一つパワー不足のT氏が先行することに。

それを追ってS氏も一緒に行く。
ここで本隊組は、2人と5人の二手に分かれることになった。

一本道だから、最後下った先で待っているようにということで別れた・・・
まあ、何も問題ないはずだったのだが・・・

13:36 先行2名が出発する
13:56 後続5名が出発する その差は20分。

どこかで追いつくか、それとも追い付かないか。

 


すっかり満腹でご機嫌の後続5名。

また水の補給だ。
 


14:05 こんな分岐を示す案内があった。
駒止湿原を行くわけではないので、悩むことなく右だ。

そして今日もまた通行止めのゲートだ。
これだけ頻繁に登場してくると、「通行止め」が「ようこそ」に見えてくる。

今回のツーリング、何か足らないなぁ、と思っていて気が付いた。

「そうだ、ダメダメおじさんに会っていない!」と気が付いた。
これで、ダメダメおじさんに会えたら、もう完璧のフィナーレだ。

 


見事なツーリズムの世界が広がる。

この雰囲気、この色合い、この感触、そして音。

素晴らしい雰囲気に包みこまれる。

先行した2名の事をしばし忘れていた。
姿形も見えず、全く追い付かないことから順調に進んでいると安心する。
 


14:33 道はさらに手強くなっていく。

荒れ方もレベルが違ってくる。

厳しい登りだが、20分差はなかなか詰められない。

あの二人、結構早いな・・・と感じていた。
 


そして、ガードが詰まり始めた。

たいした支障はないけれど、時々止まっては掻き出す。

体は辛いけれど、なんだかこんなことが楽しくて仕方ない。

やっぱり、みんなビョーキに違いない。
 


15:00 標高1131m 本日のピークに到達。

しかし、先行2名の姿はここにもない。

あれ? いないんだぁ・・・ということは、 約束通り、下った先で待っているのだろう。
 


下った先の路面は、このありさまだ。
たまげた! 自分の目を疑うほどのショッキングな状態だった。

いったいどんな力が加わればこんな姿になるのか?

大雨で
舗装の下の土砂が流されてしまったのだろう。

これでは車は全く走ることができない。
自転車でさえ
担いで渡るほどだ。
 


そして下って行くと、僕らのヒーロー「ダメダメおじさん」がついに登場!

待ってました!
ダメダメって言われたって、もうここまで来ちゃったから、許してね・・・

てっきり怒られるかと思ったら、とっても優しいおじさんでした。

ついでに、自転車2名通りました? って聞いたら・・・
よくわからない・・・とのこと。

見てなかったのか、気づかなかったのか・・・でもちょっと気になるな。

こうして、難所を走り切り下界へ降りてきた。
今日は大丈夫だ。時間に余裕がある。ゆっくり輪行ができる。

無事にフィナーレを迎えられそうでホッとする。
さて、先行2名との合流地点へ下ろう。

 


途中、大きな分岐があった。まっすぐか、左か?
果たして先行二人はどっちを選んだか?

コース的には真っすぐなのだが、左の方がショートカットできるので左へ。

しかし、下りきった先には二人の姿はなかった・・・
真っすぐだったか・・・とすぐに電話してみるがつながらない。

何度か電話して、ようやく会話できた。
どこにいるのかと聞くと、どうやらとんでもない所にいるようだ・・・

「今、木道を歩いている・・・」 なんですって?
 


詳しいことを聞かないとわからないが、ランチタイム地点から先の分岐を
駒止湿原方面へ入っていったようだ。

我々5名は赤いラインを来たが、2名はショートカット狙いで湿原へ突入したらしい。

別れるときに、駒止湿原へ入って行っちゃだめだよ、って言ってたのに・・・
工事現場の人が見ていないというのも、これで納得だ。

二人が駒止湿原を「散策中」に追い抜いてしまったようだ。
いやはや、お二人は大丈夫でしょうか?
 


会津田島の駅で集合ということにして、最後のラストランを楽しむ。
楽しかった二日間の旅もそろそろ終わりだ。

16:18 5名 会津田島駅到着

あれ? 道の駅で別れたメンバーも、サポートカーもいない?
ひょっとして我々が一番乗り?

なんて驚いていると、すっかりほろ酔い気分のメンバーと、サポートカーの奥様が登場。

状況を説明して、旦那さんに電話してみて、なんて言っているときに・・・
16:30 2名 駅に到着 12分遅れ

20分先行 + 12分遅れ = 32分 余計にツーリングを楽しめた、ってことですね!
いいなぁ、駒止湿原散策できて。。。

先行したT氏、過去に訪れた経験から、駒止湿原を行った方がショートカットになると判断したらしい。

同行させてしまったS氏に、しきりに申し訳ないと謝っていた。
このトラブルで、T氏体調も回復したようで、なんだか良かったんだか、悪かったんだか、よくわからない結末でした。
 


時間に余裕があって助かった。
これが昨日みたいだったらどうなっていたかわからない。

全員揃って一安心。
ゆっくり輪行もでき、宴会の仕入れも完璧で、さあ帰りましょう!

ここでサポートカーのS夫妻とお別れ。

今回も二日間、本当にお世話になり、もう感謝の念しかありません。
車があるという安心感は計り知れません。

次回は、ぜひもっとたくさん運べる車でご参加お願いします・・・なんちゃって。
 


リバティ号、遅れたために到着後すぐに発車。

撮影していたら乗り損ねるところだったじゃないか!
危ない危ない、最後に笑い者になるところだった。

そして楽しい楽しい宴会列車は延々と続くのでありました。

いろいろありましたが、今回もこうして無事ゴールできました。
いつもいつも、多くの皆様に感謝です。

思い出に残るツーリングをありがとうございました。

 

(2019/11/4 走行)


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