峠への招待 > ツーリングフォトガイド > ’2020 > 嶺岡林道・保田港
疲労困憊かと心配だったが、アミノバイタルを飲んでいたおかげで筋肉痛はほとんどない。
部屋の窓から大きく広がる東京湾。元気に朝食も完食。さて、今日も楽しく走りましょう! |
今日は、嶺岡林道を越えて鴨川へ至る40数キロのコース。
平日の海岸線沿いは車も多い。安房勝山から分岐して、嶺岡林道へ入っていく。 |
登るにつれ、のどかな風景が広がってくる。きつい勾配だが、眼下には次第に展望が広がってくる。
海を見下ろす高台にヤギが飼われていて、我々の方を珍しそうに見ていた。 |
まだまだ余裕なので、のんびり会話しながら登って行く。 |
いつものように、自転車ならほとんど問題なしと、気にせず先へ進む。 |
標高が低いので今一つ迫力に欠けるが、それでも静かな林道から眺める海はまた格別だ。 |
「どひゃ!」 あまりに巨大な穴が目の前に現れたので、一瞬何が何だかわからなかった。
いつもならすぐに回り込むルートを見つけられるが、今回は道路の崩落規模が物凄い。
近寄った路面でさえ、いつ崩れるかわからないほど鋭く崩れている。こりゃダメか? と思った。 |
道路右側は完全に無理なので、左側のガードレール内側を手渡しで行くことに決定。
こんな時は4人いると作業も早い。もし、ソロだったらここで撤退となるかもしれない。 |
まあなんでもいいや、とりあえず無事に難所を突破できて一安心だった。
これで車も入ってこれず、完全に貸し切り林道となった。 |
千葉県は昨年の台風の被害が物凄く、ある程度覚悟はしていたが、さっそくご対面となってしまった。
残り上昇量、距離、勾配など紙地図では得られないデータはGPSならでは。
つらい登りが続いているとき、この画面がかなり元気づけてくれる。 |
今度はなんだ? と近づいてみて再びたまげた! 道がない・・・
数本の木が倒れたというレベルではなく、その先が全く見通せないほどの規模だ。 |
ほんの数mぐらいならなんとか突破することも可能だが、そもそも人間が入っていく隙間がない。
今回不参加のメンバーから、千葉の林道はどこもグチャグチャですよ、と忠告されていたがその通りだった。 |
しかし、ここを突破できたところで、その先の道路状況も不明だ。
今回、皆の意見はすぐに一致した。「撤退」だ。さっそくルート変更会議。 |
そこへちょうど軽トラで上がってきた地元のおじさんに遭遇。お互いにビックリしたが、いろいろと情報を得た。 |
このトラブルで今日の予定が大幅に変更になった。
とりあえずは佐久間ダムで、ランチタイムにしようと決定。 |
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ブレーキ音を鳴らしながら、先ほどのおじさん宅を通り過ぎる。 |
確かに、山の中や林道は凄いことになっているのがよーくわかった。
佐久間ダムまで40mの登り。昼飯前の登りはなかなかつらい。 |
屋根付きのバス停に、ベンチもあって文句なし。眺めもバッチリだ。
天気もいいし、誰も来なくて最高だ。さっそく楽しいランチタイムのスタート。 |
おにぎりやラーメンで済ますところだが、このメンバーはトッピングが大好き。
もつ煮込みや、カップラーメンに入れるだけでグレードアップ。
やっぱり、ランチタイムは楽しく、時間かけて味わいたいところだ。 |
暖かい日差しの中、楽しく食事をしていたのだが、ちょっと前から怪しい雲が現れてきた。
先ほどの春の暖かさから、一気に真冬の寒さに急変してしまった。
きれいに4台並べて、ちょっとした喫茶店みたい。自転車鑑賞しながら天気情報を確認する。 |
しかしあと30分もすれば天気が回復するとわかり、しばらくはバス停内で寒さをしのいでいた。
時刻は14時をだいぶ過ぎた。もう、この時間からでは帰り支度をするしかない。
早めに反省会やって、保田駅から輪行で帰りましょ、ってことに決定。 |
おかげで早い時間からこのご馳走だ。
さっきお昼を食べたばかりなので空腹感ゼロ。それでも新鮮な海の幸に大満足だ。 |
店を出るとちょうど日没の時間。寒風が吹く中、保田港からの眺めに見とれてしまった。 |
千葉へ走りにきたけれど、ここはいったいどこなんだ?と錯覚するほどの眺めだ。 |
強風で列車が遅延しているらしい。はたして無事に帰れるか心配だ。 |
平日の帰宅時間だ。乗車した時はガラガラだったけれど、次第に通勤客で混んできた。
迷惑にならぬよう、静かに最後の反省会を終えて無事帰宅した。 |
(2020/3/16 走行)
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