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2021年も困った年になったものだ。


この季節、都心の桜を眺めた後は、東北へ桜を追って出かけたものだ。

もはや、そんな呑気な事を言っている奴はどこにもいない。

ますます状況が悪化する新型コロナウィルス。走れるのは本当に近場しかない。


福山雅治の「桜坂」もすっかり静かになった。誰もいないし、桜もすべて散ってしまった。

今日は、悪評高き「PENTAX K-01」のミラーレスを首からぶら下げてきた。たまには使ってあげないとね。

それにしても重い。昔はずっとこんな重い一眼レフをぶら下げて走っていたっけなぁ・・・


平日の多摩川は空いている。

武蔵小杉の高層タワーマンションを対岸に眺めて走り始める。


桜はほぼ散ってしまったが、土手一面にハマダイコンが咲き乱れてきれいだ。

例年はここからの眺めが素晴らしいのだが、すでに時期を逸してしまった。


土手に腰掛けて休んでいると、お散歩のワンコがこちらを眺めて寄ってきた。

サイクリングロードも空いている。

空気圧を少々高めにしてきたので、走りも快適だ。


多摩川の河口から大師橋を渡る。

川崎側へ渡り、私のお気に入りの多摩川河口スポットへ向かうと・・・

おや、途中で通行止めだ。そして見慣れない橋が架かっている・・・


「新しい道路と橋をつくっています」ですって。

前に来た時には何もなかったのに、あっという間にこんな橋が出来上がっていて驚いた。

これまで、ツーリングで数々の通行止めを突破してきたが、さすがにここは突破できない。


確かこの辺りは猫ちゃんたちの住処のはず・・・と探していたらすぐにやってきました。

元気そうな猫たちがあちこちから近づいてきた。安心しました、皆元気そうです。


この工事中の橋は、羽田空港と川崎市を結ぶ「羽田連絡道路(仮称)」というらしい。

驚いた。まさかこんな所に橋を造る計画があったなんて全く知らなかった。


2019年12月に来た時には何もなく、通行止めもなかったから、そこから工事が進んだのだろう。

Googleマップの航空写真を見ると、位置関係がよくわかる。

これで羽田空港へのアクセスがかなり短縮されそうだ。


当然自転車や歩行者も通れる。これで新たなポタリングコースが開拓できそうだ。

(参考資料 https://www.kozobutsu-hozen-journal.net/walks/16862/ より)


お気に入りの場所には行けなかったが、その手前に羽田空港を見渡せる川岸が続いている。

離発着する飛行機が目の前に見れる素敵な鑑賞ポイントだ。


例によって、ローソンで仕入れた得意の「ホルモン焼き」を今日も始める。

残念ながら野菜がこれだけしか手に入らなかった。まあ、それでも一人ならこれで十分だ。


風もなく穏やかな今日は、一人ホルモン焼きも楽しいもんだ。

行き止まりのどん詰まりなので、訪れる人もごくわずか。多摩川の中でも一番静かかもしれない。


草地で普通のバーナーでは安定しないが、このマイクロキャンプストーブはしっかりとしている。

それでも注意しないと、鍋ごとひっくり返ししまうので丁寧な扱いが必要だ。


水分がなくなれば水を追加。多少薄まるが、それでもずっとおいしくいただける。

最後は、いつものようにコーヒーで締めくくる。


モンベルタンブラーの傷防止に巻いてきた保護材だが、結構保温・保冷に効果ありそうだ。

お店で瓶などに被せてくれる物だが、捨ててしまうのはもったいないなと感じていた。

加工して輪行時のフレーム巻にどうかな? カメラケースは? まあ、なんかに役立ちそう・・・


コーヒーを飲みながら、頭上を通過する飛行機を眺める。結構近いので、ズームでかなり大きく写真が撮れる。

コロナで最悪の時期に比べ、かなり便数も増えた感じだ。数分おきに飛び立っていく。


多摩川河口付近もかなり整備されて、サイクリングロードも広く快適になってきた。

過去の台風の復旧もまだ続いているが、だいぶその傷跡は消えてきた。


緑が戻り、人も戻ってきた。またしばらくしたらここへ来てみよう。

どんな橋が出来上がるのか楽しみだ。

(2021年4月7日 走行)


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