峠への招待 > ツーリングフォトガイド >  ’2021 >  鶴見川サイクリングロード




ワゴンRの助手席と、後ろの席を倒すとフラットな空間が簡単に作れる。

そこに、フロントバッグを付けたままのランドナーがそのまま入れられる。

ベルトでフレームを一ケ所縛れば、完全に固定してびくともしない。所要時間はほんの1分ぐらいだ。


今日は、ちょっと遠出して鶴見川へ行ってみた。

これまで何度か自宅から走ったことがあるが、往復だけで疲れてしまうので今日はカーサイだ。

コインパーキングに車を停めて、ランドナーを降ろせばすぐに走り出せる。


この際、鶴見川0kmポストから走ってみようと河口付近を探すが見つからない。

どうやら川の反対側にしかないようで、地元の人に聞いてやっとスタート地点に到着。

0からのスタートというのは何となく気持ちのいいもので、気合の入れ方も違ってくる。


いつも走っている多摩川の隣の川だが、こちらはとても走りやすく、そして空いている。

まず圧倒的に人の数が少ない。そして自転車の数も少なく、ロードレーサーもごくわずかだ。

今日が平日ということもあるが、それにしても広く、静かで、穏やかだ。


舗装もきれいで、滑るようにホイールが転がっていく。

鶴見川の流れは穏やかで、ほとんど大きな貯水池みたいな雰囲気だ。


鶴見川流域の案内図があった。この地図を見ていると、ずっと上流の「源流の泉ひろば」まで行きたくなる。

しかし今日はすでに13時。適当なところでUターンして戻ってくるしかない。


穏やかな天気なので、視界に入るものすべてが穏やかだ。

昼休みで川原で寝転ぶ人たちも気持ちよさそうだ。リフレッシュするには最高だろう。

カヌーも気持ちよさそうだ。流れが穏やかなので、見ていると簡単そうな気がしてくる。


それにしても空いている。多摩川とは全然違う。

道幅が広く、歩行者も自転車も少ない。やはり人口密度の差なのだろうか?

おかげで、公園や休憩所も貸し切り状態で利用できる。ちょっとしたテラス風の場所でお昼休憩だ。


桜が終わって、今度はツツジの季節になった。走っていると、綺麗に咲いたツツジ一面に出迎えられた。

なんて素敵なピンクなのだろう。嫌味のない、本当にうっとりする美しい色合いだ。


日産スタジアム周辺も、本当に広々として気持ちのいい空間が広がっている。

ちょっと都内ではあり得ない、贅沢な緑と憩いの場があちらこちらにある。

何より空が広い。これだけ大きな空は都心ではお目にかかれない。


寂しいことに、日産スタジアムも閑散としている。これもコロナの影響だろう。

この写真に写っているのは、自転車一台と歩いている人が一人だけだ。

この付近は、東京オリンピックの聖火リレーも予定されているようだが、まったくその気配も感じられない。


まだまだ先へ走りたいところだが、今日はお散歩気分なのでこの辺りでUターンすることに。

日産スタジアムをぐるっと一周して、鶴見川の対岸へ出る。


鶴見川左岸も、同じような感じでサイクリングロードが続いている。

左岸も右岸も道は土手の上と、土手の下を両方走れるようになっている。


土手の上は眺めはいいのだが、所々で車道を横切ることになる。

ノンストップで走りたければ土手の下が走りやすい。この辺りは多摩川のほうがよく整備されている。


また、鶴見川はトイレの数が少ない。サイクリングロード上には見当たらなかったように思う。

これも多摩川のほうがよく整備されているだろう。

適当なところでコーヒータイムでくつろぐ。川幅も狭いので、対岸の道を走る自転車がよく見える。
 


東横線の綱島駅付近、大綱橋あたりへ来ると急に人の数が増える。

土手に座ってくつろぐ若者、親子連れ。そしてテーブルと椅子を用意してテレワークしている人もいる。

ぐるっと周回して約37km。約3時間半の平坦で楽しいコースであった。


 
距離: 37.9 km
所要時間: 3 時間 41 分 00 秒
平均速度: 毎時 10.3 km
最小標高: 0 m
最大標高: 22 m
累積標高(登り): 59 m
累積標高(下り): 59 m

(2021/4/15 走行)


峠への招待 > ツーリングフォトガイド >  ’2021 > 鶴見川サイクリングロード