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2024年1月7日(日)


すっかりお蔵入りしてしまった「KLEIN」。2007年10月以来この「峠への招待」に登場していない。

オールドKLEINの人気が高いそうなので、このままではもったいないと昨年整備しなおした。

本当は完全オーバーホールしたいのだが、素人には無理。いじれる範囲だけ手を入れてみた。


圧巻の極太軽量アルミフレーム、ハンドルステム一体型のミッションコントロール、ワイヤー内蔵に逆爪エンド・・・

そして何と言っても目を引くのが、鮮やかな発色のデュポンフレーム塗装。もう、目立ちすぎ。

この「KLEIN ATTITUDE バックファイヤー」モデル、今年はできるだけ登場させてみようと考えた。


今年の初走りは、1月7日に合わせて、生田緑地にある七草峠へ行くことに。

まずは呑川から用賀へ向かう。

赤鬼、青鬼、そして派手なMTBでカラフルすぎ〜


砧公園を通り抜けて仙川へ。

お正月で太った体を元に戻そうと、ジョギング、散歩、自転車がかなり目立つ。


成城の高台からは富士山が見えるか? と期待したが、雲が多くて良く見えない。

お屋敷街を走っていると「成城みつ池緑地 旧山田家住宅」の建物が開放されている。

中も見学できるようになっている。今度ゆっくり見学に来てみよう。


こんな高級住宅街に、こんな素敵なみどりの空間が広がっているとは驚いた。

まあ、なんて贅沢な所なのでしょうね、成城というところは・・・猫ちゃんも窓から外を眺めていました。


さらにその先には「
樫尾俊雄発明記念館」がある。完全予約制で見学できるそうだ。いつか見学にこよう。

野川から多摩川へ出る。雲が多くて少々肌寒いが、結構な人で賑わっている。

お正月も終わり、やっといつもの生活が戻ってきた感じだ。


ジョギングしている人がかなり多い。なまった体が許せないのだろう、見ているとすぐわかる。

サイクリストも多い。シニアも多い。必死に漕いでいる人もよく見かける。危ない危ない・・・無理しないこと。


こちらは太いタイヤなので、もともとスピードは控えめだ。やはりランドナーとは別次元の走りだ。

京王閣から多摩川を渡り生田緑地を目指す。


小田急線の踏切を渡ると、専修大学へのきつい登りが始まる。平均勾配7%〜8%程の坂が約1km続く。

冬休みで学生の姿はほとんどない。コンビニで昼食を買おうと思っていたが、なんと休みだ。

生田緑地の園内に入る。西口展望台からの眺めも今日は今一つだ。


園内は自転車乗車禁止なので、ゆっくり押して歩く。

今日は散歩する方が多く、七草峠も人が行き交う。

2018年の同じ日にもここを訪れている。今回は初めてMTBでやって来た。


七草峠の案内は、この場所と少し先に下った所にもある。

この辺りの起伏を「峠」と見立てているのだろうか? 正式な名前の由来はよくわからない。

急勾配の坂を、ブレーキをかけながらゆっくり押して下っていく


坂の途中にあるのが、合掌造りのお蕎麦屋さん「そば処 白川郷」だ。

生田緑地には何度も来ているけれど、いまだにここのお蕎麦を味わったことがない。


中央広場には、D51や客車も飾られている。子供たちは大喜びだ。

園内はとても広く、桝形山展望台へ登れば、360度のパノラマを楽しむことができる。

今日は七草峠が目的だったので、これで生田緑地を後にする。


ちょうど出口で焼き芋を売っていた。

コンビニが休みで何も食べていないので、焼き芋でエネルギー補給だ。


寒い中頑張って販売しているけれど、誰も見向きもしないので買ってあげました。

「生田緑地の薪で焼いた焼き芋ですよ〜」なんて言葉につられたけど、お芋はちょっと小さかった。


多摩川の土手に出て焼き芋をいただく。空腹だったので、あっと言う間に完食。

もうちょっとホクホク感が欲しかったけど、これでお腹も満たされた。


日が陰ってくると急に寒くなってくる。暗くなる前に帰るとしよう。

二子玉川付近もジョギングする人たちで一杯だ。なんかの大会でもあるのか? ってぐらい走っている。


アマゾンの巨大物流センターを下から眺めていると、ちょうどいい撮影スポットだ。

物流センターの中は、さぞかし忙しいことでしょうね。


夕陽が空を明るく染め始めると、これまた素敵な構図が浮かび上がってくる。

土手を走るサイクリストを下から狙うと、こんな素敵な写真を撮ることができる。


本当はバッチリ決まったロードレーサーを撮りたいところだが、なかなか素敵なサイクリストが現れない。

連写で何枚も撮って、その中から気に入った一枚がこれだ。


丸子橋まで戻ってきた。暗くなり始めたので、すでにライトを点灯して走っている。

最後は「どりこの坂」を登ってみる。車体が軽量なので、こんな坂でも難なく登り切れる。

昔はこいつで随分と山の中を走ったものだ。悪路の走破性はめちゃくちゃ高い。


そしてダートになればなるほど異次元の走りができる。しかし、舗装路ではやはり重すぎる。

もう年齢的にあまり危険な山岳サイクリングはできない。

しかし今日一日走ってみて、また少しづつ復活してみるか、と思う一日だった。


どりこの坂
昭和の初めごろ、坂付近に、「どりこの」という名の清涼飲料を開発した医学博士が屋敷をかまえていたので、誰いうとなく「どりこの坂」と呼ぶようになったといわれている。それまでは、池山の坂といっていたという。


 

距離: 47.5 km
所要時間: 4 時間 25分 00 秒
平均速度: 毎時 10.7 km
最小標高:  108m
最大標高:  5m
累積標高(登り):  198m
累積標高(下り):  198m

(2024/1/7 走行)


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