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電熱グローブ



2022/1/6 東京も雪が降り始め、あっという間に街中は真っ白になってきた。

雪国の方には笑われてしまうほどの降雪だが、これでも東京は大騒ぎだ。

気温もぐんぐん下がり、もうすぐ氷点下になりそうな気配だ。


これだけ寒くなってくると、暖かい手袋が欲しくなってくる。

先日モンベルの「サイクルハンドウォーマー」のネタを書いたばかりだが、雪となるとあれでは役不足だ。

そこで思い出したのが、昔取り上げた
「暖房手袋」だ。
http://home.c04.itscom.net/takasu/glove.htm


以前はちょこちょこ使っていたのだが、ここ数年冬場に走ることが無かったので出番がなかった。

ふと思い出してまた使ってみようと引っ張り出してきた。


あらためてこのグローブの説明をすると、

薄いメッシュ地のインナーグローブ内に、4本指の発熱体が入り、それがアウターグローブ内に収まっている。

単三電池2本をケースに入れて、ふたを締めるとスイッチオンとなる。


電池BOXは手首部分にあるため、手の操作に支障はなく電池の重さも感じない。

自転車用のグローブではないため、使い勝手は満点とはいかないが、指も自由に動くので特に不満はない。


もう少し使い勝手のいいグローブにインナーグローブごと移動すれば、気に入ったグローブで使うことも可能だ。

問題の温度だが、はっきり言って「ぬるい」という印象だ。「暖かい」ではなく「ぬるい」だ。


発熱体が4本指なので、親指は暖かくないのが残念なところだ。

それでも手の甲、指先まで熱線が通っているので、次第に手のひら全体に熱が伝わっていく。

外気温が低い時に使うと有難さをしみじみ感じる。特にバイクで走っているときは指の痛さを感じることがない。


電池はエネループを使っている。電池だから予備電池を持っていれば長時間使用できる。

暖かいのは約1時間ほどだ。1時間で4本使うことになる。2時間で8本、3時間で12本必要だ。

もう少し容量の大きな単三電池を用意すれば、使用時間ももう少し伸びるだろう。


「電熱グローブ」で調べてみると、巷にはピンからキリまで様々な物が売られている。

価格も1000円台から数万円するものまで様々だ。


電池式、専用のバッテリー式、USBモバイルバッテリー式、そして12V直結式など。

どれもこれもメリット・デメリットいろいろだ。さらに自転車用となると、選択肢はほとんどない。


その中でやはりダントツなのが、「パールイズミ ヒーターグローブ HG-03」だろう。

価格はなんと 25300円(税込み)という高級品だ。


自転車用というだけあって、グローブの作りは文句なし。専用リチウム電池で暖かさも文句なしだそうだ。

やっぱり、本当に冬場に使うのであればこれしかないだろうな、と納得させるグローブだ。(写真は製品案内より)


素晴らしい製品だが、それでもやはり電池切れの心配、専用電池の劣化、高価な予備電池・・など考えると手が出ない。

さらに、どこを探しても販売されていない。たまに中古市場に登場するぐらいだ。


何か製品に問題があるのか? 発熱するだけに、何かの不具合? 情報がないのでよくわからない。

まあ、いろいろ調べてみたが、高評価の「電熱グローブ」は、やはり価格もそれなりに高い。

安いものは、発熱しなかったり、全然暖かくなかったり、品質が悪いなど散々な評価だ。


それに比べれば、この引っ張り出してきた乾電池式は、いろいろと応用が効いて便利かもしれない。

久しぶりに、ちょっと雪の降る中試してみたくなってきた。


おすすめ指数 ★★★☆☆