峠への招待 > 旅の小道具 > U.L.ダウンインナージャケット
U.L.ダウンインナージャケット
そろそろ冬支度をする季節になってきた。
今年は暖冬で、11月後半になっても暖かく、ツーリングに出かけてもそれほど寒さを感じない。
しかし、12月ともなれば一気に寒風が吹きぬけ、山岳地帯では寒さに震えることになる。
冬場のツーリングは、なんと言っても寒さ対策が大問題だ。
屋外に出ればそれはもう無防備の自然環境の中。楽しく快適にアウトドアを楽しむには、防寒の知恵と対策が必要になる。
自転車にとって防寒対策の基本はレイヤード(重ね着)だ。
体温変化の激しいサイクリングにとって、薄手の衣類を重ね着し、状況に応じて脱いだり着たり、通気をしたりと気を使わなければいけない。
保温という面に関してはダウンの性能は圧倒的であるのだが、いかんせんツーリングにおいては不向きな素材であった。
走り出せばすぐに暑くなる、脱いでしまうと寒すぎる。かといってしまうことさえままならない容積。
キャンプサイトなら申し分ないダウンだが、行動中にはやっかいな素材であった。
ところが、このモンベルU.Lダウンインナージャケットは、ご覧の通り超軽量の薄手のダウンである。実測198gしかない。収納してしまえばフロントバッグの隅に押し込めるほどのコンパクトさだ。
当然、極寒地で寒さをしのげるほどの保温性はないが、重ね着が基本のツーリングにとっては、これを持っているだけで、急激な温度変化でも、極楽の時を過ごすことができる。(2004/11)