クランプホルダー
デジカメやムービーカメラが小型軽量化されて、ハンドルにセットしての撮影が現実的になってきた。
ツーリングの思い出を残す時、動画には写真にはない魅力が満ち溢れている。流れる景色、迫りくるコーナー、荒れた路面、そして音声だ。
Motion Pixの登場は自分のツーリングのスタイルをすっかり変えてしまった。
ソロツーリングではまず必要のなかったムービーカメラを、常にハンドルにセットできるようになった。
時間を気にせず、路面を気にせず、一日の大半を動画で残しておくことができるようになった。これは、本当に画期的なことだ。
これまでは、ミニ三脚をハンドルに巻きつけて使用していたのだが、もう少しスマートなものはないかと物色していたら、こんなものを見つけた。
hamaという写真用品のメーカーの「クランプホルダー」なるものである。
見つけたとき、これはいったいどういう人が、どんな目的で使用するのかさっぱりわからないシロモノだった。
三脚のようであるが、一般の人には使いにくい。セットできるカメラには限界がある。そしてそれほど安いものではない。
まあ、そんなことはどうでもいいのだが、これをハンドルにセットしてみたらなんとバッチリである。
ご覧のとおりマースバーにぴったりでびくともしない。本体内に金属棒が収納されており、取り出せば三脚となる。小ぶりだが、なかなかよくできている。
これは、自転車でのダウンヒル撮影用に作られたのではないかと思える一品だ。(2004/9)