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LEDライト(HL-EL710RC)
最近LEDライトの進化は著しい。
これは超高輝度(3W相当)LEDを採用した、とんでもなく明るいライトだ。
マウンテンバイク用に買ってみたのだが、ランドナーでも使ってみようとハンドルバーにセットしてみた。
とにかくまともに光源を見れないほどの眩しさで、これまで使ってきたどんなライトも情けなくなってしまうほどの明るさだ。
こんなに明るいものが本当に必要かと言われると、確かに不要かもしれない。
前方からこいつが走ってくると、いったいなんだ? バイクか?と勘違いするほどだ。
その昔、林道で日没を向かえた事もあった。闇夜のダウンヒルで転落しかけたこともあった。
そんな時、こいつがあったら凄かっただろうな、と思うものの、いつものツーリングでこいつを使うことはほとんどないだろう。
バッテリーも小型化され、フロントバッグの後ろポケットにちょうど収まってしまうから、ランドナーでも使えないことはない。
常に装備しておくには重量があるため、さて、どんなツーリングに持っていくべきかと買った後で悩む始末だ。
自転車通勤でもしていれば重宝するだろうが、飲兵衛サイクリストにはちょっと高価なお買い物だったかな?
ランドナーには、やはりダイナモにソービッツあたりが無難ですかね。
ハンドルバーに付けるとフロントバッグが邪魔ですっきりしないため、何とかキャリア、ガードに付けられないかと考えてみた。
LEDライトのアタッチメントはネジ1本ではずせるようになっており、ライト本体にネジが切ってあるから、フロントキャリアの台座、あるいはガードにも、ちょっとした加工で取り付けることができる。
まず、直付けのソービッツのピン球をはずして取り付けてみる。ソービッツよりはカッコイイかもしれないが、ダイナモが無意味になるのでボツ。
次にバッテリーライト用台座を利用してキャリア左側に付けてみるが、これもいまいち納得がいかない。
結局ガード先端に取り付けてみる。充電池はフロントバッグのリアポケットに。配線ケーブルは、フロントバッグの下を通せばすっきりと目立たない。 スイッチがバッグの下にきてしまうが、まあしかたない。
明るさ、小ささには満足しているので、しばらくはこれでツーリングしてみようかと思っている。こうなるとJOSのダイナモ、ソービッツのピン球は、ただの飾りとなってしまいそうだ。
うーん、だんだん訳のわからないランドナーになってきてしまった。(2006/11)
こちらの写真は、ソービッツピン球をはずして取り付けてみました。
フロントバッグの干渉がなくなり、使い勝手はなかなかよろしい。
バッテリーは、フロントバッグ後ろポケットにぴったり入る。
紅葉ツーリングで、日没になってしまい、薄暗い中でのダウンヒルとなってしまった。各人、それぞれのライトを点灯する。
そんな中で、やはりこいつだけはケタ違いに明るく、後から下ってくる自分を見ては、
「スッゲー明るいですね!」と驚きの声。
ダートの路面が昼間のようによく見える。
ようやく使う機会に恵まれて、内心ニヤニヤ。
薄暗くて、地図も標識もよく見えなくても、こいつで周囲は一気に明るくなる。
ただし、いいことばかりではない。
やはりバッテリーの重量がかなりある。そして、明るいだけに使用時間が思ったほど長くない。
バッテリーが少なくなってくると、点滅モードに変わるが、相手にとっては認識しやすいが、本人にとっては、チカチカしすぎて煩わしい。
本格的なツーリングに持ち込むには無理がある。近場で、ナイトランを楽しむような場面での使用のほうが安心だ。(2009/10)