峠への招待 > ツーリングフォトガイド >  ’2006 >  塩の道(千国街道)



2006年6月4日(日)


北アルプス三日目は、塩の道散策に行くことにした。本日の道案内はこの本にお願いする。

大出の吊橋の駐車場に車をデポして走りだす。

10時の出発と遅くなってしまったが、軽い周回コースなので問題ないだろう。


塩の道 千国街道

日本海側の新潟県糸魚川市から太平洋側の長野県松本市までを結ぶ約120kmの道で、最も長い塩の道とも言われている。牛馬と歩荷(ボッカ)たちによって、海産物等の物資が運ばれた人々の生活を支える道であり、庶民とともに生きた経済道路であった。
歴史上名高い「敵に塩を送る」の故事の由来とされる「上杉の義塩」もこの道を通ったといわれているが、流通の発達した現代ではかつてのような頻繁な往来はなく、一部の旧街道が整備、保存され観光地となっている。
https://www.shiojigyo.com/study/fudoki/chubu/nagano_chikuni.html


塩の道は糸魚川から松本城下までの約30里120km続く。

「千国越えコース」は、比較的自転車でも巡りやすいコースだ。


見どころ満載の塩の道。道案内に従ってのんびりポタリングだ。


諏訪神社


おかる穴


今日の空模様は今一つだ。せっかくの北アルプスも薄雲に隠れてしまっている。


前山百体観音

西国・秩父・坂東合わせて百体の観音像が安置されている。


ちょうどお昼の時刻になったので、ベンチに座って食事にする。

すると近所の子供だろうか、ヘルメットを被って元気よく塩の道を走っていった。

さらにそのあとから多くの散策する人たちがやってきて通り過ぎて行った。


牛方宿

塩の道を行きかった牛方が荷運びの牛とともに休んだ宿。見事な茅葺屋根だ。


親坂

千国街道屈指の難所の親坂。


弘法清水・水飲み場

石畳の急坂を下っていく。ここで人も牛も休憩して水を飲んだのだろう。


自転車は乗車不可だ。押して歩いていく。昔の様子がそのまま残されているようだ。


牛つなぎ石

穴の開いた石に牛をつないでおくようだ。


のんびり観光しながらのポタリングもいいものだ。最後は姫川沿いに走って車に戻る。

旅の疲れもたまってきて、大糸線の線路脇で少々昼寝だ。

さあて、車に戻って今夜もまたキャンプを楽しみましょう。

(2006/6/4 走行)


峠への招待 > ツーリングフォトガイド >  ’2006 >  塩の道(千国街道)