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2006年9月3日(日)


昨夜は温泉施設の駐車場で車中泊。トイレもあって静かな絶好の寝場所だった。
一夜明ければ、昨夜の踊りがまるで嘘だったかのような静けさだ。
二日目の朝にして、もうたっぷり旅を楽しんだ感じであった。

「風の盆」だけを楽しんで八尾の町を離れるのももったいない。
今日は前半は軽くポタリングして、後半は車で五箇山へ移動する。
八尾町谷内(やち)から高瀬峠を越えて周回して戻ってくる予定だ。


「風の盆」は豊作を祈るとともに、風の災害がおこらないことを願う行事。
まさにその通りの秋景色が広がっている。


あれほどの群衆はいったいどこに消えたのか。周囲を見渡しても、誰一人いない。


いつものツーリング風景になった。
秋の気配を十分に感じながら、田舎道をのんびりと行く。


ようやく農作業をしている人を一人見つけた。
車も通らない。風もない、鳥も虫もいない。本当に静かな八尾町の田舎景色だ。


走り始めて40分ほどで高瀬峠へ。
実際の峠はこの写真の車道から左手の山道を入ったあたりだ。


標高は300m弱の峠だが、北側方面に富山湾がかすかに見える。
峠を下ると山田温泉に出る。ここまで寂しい峠道だったが、ここは温泉宿もある小さな村だ。

酒屋の看板には「清酒 風の盆」とある。
ヘぇ〜どんなお酒なんだろう、ちょっと飲んでみたいな。
16kmほどの軽いポタリングを楽しんで車に戻る。そして車で五箇山へ移動だ。


「世界遺産 五箇山菅沼合掌造り集落」に移動してきた。
さすがに多くの観光客が見学に訪れていて駐車場も一杯だ。
せっかくなので、車を置いてしばらくは合掌造りを見学する。

合掌造りと言えば白川郷が有名だが、あまりに観光地化されてしまって、原風景が失われつつある。
それに比べて菅沼合掌造り集落は、静かにゆっくりと合掌造りに触れ合うことができる。


菅沼合掌造り集落とはどんな集落なのか?

菅沼合掌造り集落とは富山県南砺市菅沼にある合掌造り集落のことです。
菅沼合掌造り集落の読み方は「すがぬまがっしょうづくりしゅうらく」と読みます。
菅沼合掌造り集落は、白川郷と相倉合掌造り集落の中間にあり、相倉合掌造り集落から約11km、車で約15分の距離にあります。
五箇山にある菅沼集落は、東西北の3方角を庄川、南を雪持林が覆う急斜面に囲まれた平坦地にあります。
イメージ的には半島のような土地です。合掌造りの民家は9棟あります。
またその他にも伝統的な工法で建てられた土蔵や板倉、江戸時代の主産業を学べる「塩硝の館」や「五箇山民俗館」もあります。
菅沼合掌造り集落も観光地化されていないので、日本の原風景を感じてみたい時にはおすすめです。
https://oneclick-onetrip-blog.com/toyama-suganuma-gasyozukuri/


合掌体験館の方へ移動すると、こちらは広い駐車場が空いていてガラガラだ。
周囲のロケーションをチェックして、今日はここで車中泊をすることに決定。
時刻は15:30 日没までは時間がたっぷりあるので、これから集落のポタリング開始だ。


ほとんど観光客がいない集落の中で、好きな場所で写真を撮ることができる。
実際に人々が暮らしているので、あまり迷惑にならないように撮影させていただく。


遊歩道を行くと、小さなトンネルが現れた。この先はどこに出るのかな?


狭いトンネルを抜けると、その先に先ほど混雑していた集落の端に出た。
なるほど、遊歩道とトンネルでつながっていたのか。歩いて散策するには最高の散策路だ。

駐車場から歩いてここまで来る人も少なく、ほとんど誰も歩いてこない。
こちらは自転車があるおかげで、隅から隅までじっくりと見学することができる。


五箇山の籠の渡しの見本が設置されている。
「かつて五箇山は深山幽谷の秘境でした・・・」と解説されている。

こんな籠で川の対岸へ渡っていたらしい。
かつて秋山郷の秘境で、実際に籠で川を渡った経験があるので、その凄さがよくわかる。


日が暮れてくると観光客は皆いなくなり、広い駐車場も自分の車以外1台もいなくなった。
こうなればもう車中泊マニアには天国だ。

暗くなってくると心地よい風が通り抜ける。9月に入ったばかりだが、夏が確実に秋に向かっている風だ。
音楽を流しながら、たっぷりとした時間を贅沢に過ごす。そしてとにかく星空が素晴らしかった。

距離: 15.9 km 
所要時間: 2 時間 36 分 57 秒
平均速度: 毎時 6.1 km
最小標高: 101 m
最大標高: 291 m
累積標高(登り): 321 m
累積標高(下り): 321 m

(2006/9/3 走行)


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