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2006年6月2日(金)


今年の5月は日照時間が史上最低だそうで、晴れたのがゴルデンウィークの二日間ぐらいだった。

その影響で、今年は6月にここへ来ることになった。

帰りに利用させてもらうので、「ゆ〜ぷる木崎湖」の駐車場に車を置かせてもらう。


木崎湖からすぐに登りが始まる。

登りはじめは結構勾配がきつく、準備運動もなしにいきなり息が弾む。


やはり6月の空は霞んでいる。

いつもならすっきり見える眺めも、白いカーテンでも降ろされたかのような感じだ。


この時期にこの林道を走るのは初めてだ。

気温、湿度も高く、5月の気候とは全然違う。着ているものも、短パンに半袖スタイルだ。


絶景が拝めるこの場所も、山並みも見えなければ残雪もまったく確認できない。

やはり6月にここに来てはだめだ。これほど展望が悪いとは思ってもいなかった。


ピークからの眺めもこんな様子だ。さすがの大展望もすっきりしない。

まあそれでもここからの眺めは爽快だ。

眺めのいい草地の先端に陣取って、のんびりとランチタイムを楽しむ。


今回持ってきた初登場のストーブを取り出す。

組み立て方が独特なので、説明書を見ながら使い方を覚える。

重量はあるが、コンパクトに収納できる形に惚れてしまい買ってしまった。

高出力で、安定感があって、大きな鍋を乗せるにはこれが安心だ。


極楽の眺めだ。

誰もいない、貸し切りの展望を眺めながら草地に足を投げ出す。


のんびりしていると車がやってきて、パラグライダーの準備を始めた。

面白そうなので、無事にテイクオフするまで眺めてみることにした。


準備に時間がかかる。そして一発でテイクオフできるわけではない。

風の具合を見極めて一瞬のチャンスを狙うが、うまくいかず失敗だ。難しいね。

二度目の挑戦で見事に浮き上がり、あとはご覧の通りの空中散歩だ。


楽しいランチタイムを終えて、下りに入る。

いつものリフト乗り場へ行ってみたが、ここからも何も見えず。残念・・・


ぐるっと周回して車に戻ってきた。

「ゆ〜ぷる木崎湖」でゆっくりと汗を流し、松川の河川敷に移動する。

ここは私のお気に入りの場所。広大な河川敷で、好きなようにキャンプができる。

音楽を流しながら、焚火を楽しみながら、そして星空を眺めながら至福の時間を過ごすことができた。


最後に、我が愛車の車中泊仕様を紹介しておこう。
初期型のスズキワゴンRである。


今ではシートが完全フラットになるが、これは助手席がフラットにならない。
そのため、シートを後ろに倒し、車内にコンパクトベッドを入れている。
これで、完全にフラットになり、足を伸ばして寝ることができる。

自転車はホイールを外して、ランドナーとMTB2台を車内に収めている。
その他の空間を利用して、12VクーラーBOX、キャンプ道具、衣類など様々なものを収納している。

リアのテールゲートを開けば、そこが屋根になって簡易キャンプが可能だ。
以前は小型テント、タープを持って行ったが、今ではこのスタイルが最も効率的だ。
荷物を整理すれば、助手席と後ろの1席は座れるので、悪天候の時はテレビを見ながら後ろの席で過ごす。

狭い車内だからこそいろいろなアイデアが浮かんできて、省エネで車中泊が可能になっている。
さすがに非力なパワーの車だが、急ぐ旅でもないのでこれで満足している。

(2006/6/2 走行)


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